路面凍結の事故事例【保存版】

路面凍結の事故事例 保存版

  • 2020-01-06
  • 2020-07-31
路面凍結の事故事例【保存版】

 

北海道では、冬になり雪が降ると、交通事故の確率が高くなってしまいます。

それでなくても、北海道は死亡事故が多いといわれている中で、

冬道に限らず事故が多いことも併せてのことだからです。

冬道で運転していての、交通事故はとても不安があります。

自分で精一杯気を付けて運転していても、事故は防げないことがあるからです。

自分が安全運転していても、周りの車の運転や路面状況により、

ほかの車で制御が聞かない状態になり、飛び込んでくることはよく見かけます。

 

私自身、出勤に車を使っているので、朝の急いでいる時間帯に、

やはり他の方も急いでいるのか、スリップをしながら走っている人もおり、

車がぶつかってくるのではないかと不安になり、何度も停車したことがあります。

 

また、昔は、スキーの帰り道に停車している車の後ろに、

私が続いて停車しようとして、停車するギリギリのところで車が滑り始めて、

坂道だったため前の車にぶつかってしまう物損事故を起こしてしまったこともあります。

人のけががなくて、よかったですが。

路面凍結の事故事例

圧雪アイスバーン

過去の事故の事例について紹介していきます。

【乗用車による事故】

・歩行者が国道を横断中に、走ってきた乗用車にはねられ対向車線に飛ばされる。

その倒れたところを、さらに別の車にはねられてしまい、

歩行していた85歳の女性が死亡された。

 

・片側2車線の道路を直進中に車線変更を使用として、車がスリップし電柱に衝突してしまう。

運転していた25歳の男性は死亡した。路面はブラックアイスバーンであった。

 

・片側1車線の道路で、カーブに差し掛かった時に、車がスリップして対向車線にはみ出してしまう。

そこで対向車線から来ていた大型トレーラーと衝突してしまう。

乗用車に一緒に乗っていた男性3名(20代)が死亡、運転者は、重体となった。

路面は、圧雪アイスバーンであった。

【バスによる事故】

・バスには、運転手、添乗員、乗客44名を乗せて、

高速道路が渋滞であるという情報を得て、ルートを変更して峠ルートに向かうことになった。

トンネルを抜けると本格的な雪が降っており、路面には積雪も少しあった。

橋の上を時速70㎞で対向車とすれ違う時に、ブレーキをかけたところでスリップが発生した。

その後、カーブを曲がり切れずに、電柱、車両感知器の支柱をなぎ倒し、

さらに監視カメラの市中に衝突してやっと停車した。

 

・スキー場へお客さんを運ぶバスの中には、乗客2名を乗せて次のスキー場へ向かっていた。

途中、凍結道路を時速60㎞で走行中に、路面に雪塊を見つけハンドルを切って避けようとした。

ところが、バスの後輪が滑り始め、そのまま車両全体が滑ってしまい、

反対車線の防雪の市中に車両全豚衝突する。

その衝撃で元の車線にはじかれて、コンクリート壁に車両後部が衝突して停車する。

最初の衝突で、乗っていた乗客の一人が、フロントガラスまで滑り出てしまい、

頭部打撲の重傷を負う。運転手、ほかの乗客も軽傷を負った。

【トラックによる事故】

・電気部品を約8500㎏輸送中のトラックが、片側2車線道路で、

右カーブの中追い越し車線を時速90㎞で走行していた。

霧がかかっており、カーブの状態ははっきり見えないまま進入したところ、スリップが発生。

中央分離帯に接触し、その反動で左側のガードレールを突き破り、

高さ15mの土手から転落した。車両は大破し、運転手は軽傷を負った。

 

箇条書きのような、事例の紹介になってしまいましたが、

一般的な方は、乗用車を運転することが多いと思います。

しかし、運転しているのが乗用車であっても、

この事例のように、バスやトラックなどの大きな車がスリップしてもおかしくないのが、

冬の凍結路面です。

路面状況に合わせた運転をしましょう

圧雪路面は滑らない!滑るのは圧雪アイスバーン

事故の事例の中にも、路面状況を記載しましたが、

どのような路面状況であれ、滑るとは限りません。

冬道の中で比較的滑りにくいのが圧雪路面です。

圧雪アイスバーンとは違って、雪が固まっているだけで、

表面が解けて水があったり、凍ってしまったりしていない状態です。

この圧雪路面が一番滑りにくいのですが、圧雪路面が圧雪アイスバーンに変化していきます。

車が多く通行することや、気温、路面温度の違いによって、

表面が解けて水になり、それだけでも雪のうえですから、滑りやすいですが、

さらに気温が下がって表面の水が凍ってしまうことは、交通量の多い道路ではよくあることです。

 

事故事例の中でも、ブラックアイスバーンの話を上げていますが、

アスファルトの上を走ることと異なり、雪や氷の上を走行するわけですから、

路面の状況をきちんと把握して、特徴を理解しつつ、

自分でできる最低限の安全を保つことは大切だと思います。

周りの歩行者や車にも目を向けましょう。

最初の事故事例にもありましたが、歩行者をはねてしまうことももちろん考えられます。

特に、夕方以降ですと暗い中を暗い色のコートを着ている人が

車道を歩いていることに気が付くことが遅れることがあります。

もちろんライトはつけていますが、歩行者が反射板のようなものを付けていてくれなければ、

見つけにくいものです。

 

夏より、寒いことや長い距離を歩くことを避けて、

横断歩道以外で渡ってしまう歩行者が増える印象があります。

きっと、雪道を歩くのも大変なのだと思います。

ですが、運転者にとっては、非常に危険です。

 

歩行者を道路上で発見することができたなら、

すぐに泊まれるように車をコントロールする必要があります。

なぜならば、こちらがうまく避けきれない可能性があることと、

歩行者側の要因として、

車道を横断中に転倒して起き上がれなくなって動けなくなる可能性があります。

 

どちらにしても、人と車が動いてぶつかれば、運転者の責任ですので、

危険を感じ取ることができたなら、

まず止まれるようになれるとよいかと思います。

 

また、周りの車両にも、目を配る余裕が欲しいです。

交差点をドリフトとさせながら走ってくる車を見ると、

そのままスリップして私の車に飛び込んでくるのではないかと、とても緊張します。

こちらが止まっていても、飛び込まれてしまえば、事故に巻き込まれます。

 

私が周囲の車で注意してみている点は、いくつかあります。

1. 初心者マークを付けている

私もなれないときは、何年でも冬だけは初心者マークを付けていました。

周りの車が気を付けてくれて、距離をとってくれるからです。

今は、もうつけていませんので、初心者マークを付けている方で、

ふらふらしていたり、運転のスピードがゆっくり進む車を見つけると、

距離を置いたり、わざと大きく回って追い越したりと、

プレッシャーにならない程度に、さりげなく離れています。

2. フラフラしている。

毎日運転していると、この車はどうしたのだろうと、

疑問に思うようなフラフラとした動きや、スピードのムラがある車を見かけます。

そんな車を見つけたら、すぐに右を変えるか、

近くにいなくて済むようなずっと先に走ってしまうか、

その後ろをゆっくりと距離を置いて見守りながらついていくことにしています。

3. 交差点の近くになってもエンジンブレーキを使わない

後ろから見ているとわかるのですが、

ピードを落とす時にすぐにブレーキランプの付く車と、

スピードは落ちているけれどブレーキランプの付かない車があります。

すぐにブレーキランプがつくということは、エンジンブレーキを使っていないまたは、

前に余裕をもって運転していないので急いで泊まろうとしている、ということになります。

その車のブレーキ操作に気が付ければ、エンジンブレーキを使う余裕がない、

又は使えない車のそばは、スリップや追突事故を起こしそうになっている可能性があるので、危ないと判断します。

この場合も、すぐに離れられるように、自分の車を運転していきます。

路面凍結の事故事例 保存版のまとめ

事故の事例を改めてみていて感じたことですが、

乗用車の事故はイメージできていましたが、

バスやトラックなどの大きな車の場合には、運転がより難しいのだろうと思いました。

ちょっとしたきっかけでスリップし始めると、大きな車は制御不能になりやすいのだろうと思います。

 

事故事例の大型車は、見通しの悪いところであってもスピードを出し過ぎている印象を持ちましたが、

雪道の運転に慣れてくると、スピードを出す人も増えてきます。

見通しが悪いときは恐ろしくて、私にはスピードは出せませんが、

日常的に通勤でも早いときは、時速60㎞程度は簡単に出して走っています。

 

見通しの悪いところでは、逆で、制限速度がたとえ40㎞であったとしても、

自分の見える範囲で車を止められる速度しか出しません。

ひどいときは、時速20㎞程度で走って、ぐったりした経験もあります。

 

雪道の車の運転は大変です。しかし、冬だからこそ、出かけていく面白い場所もたくさんあります。

車にこだわってほしいわけではありませんが、

心配ばかりではなく少しずつ慣れていってくれると嬉しく思います。

皆さんが、路面や見通しに合させて運転されて、事故が起きないことを祈っております。

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