柏餅の葉っぱがくっつかない方法【作り方】【食べ方】

柏餅の葉っぱがくっつかない方法 作り方 食べ方

柏餅の葉っぱがくっつかない方法【作り方】【食べ方】

柏餅の葉っぱとお餅がはがれなくて食べづらいと思いませんか?

本記事では、葉っぱがはがれやすい作り方から葉っぱがはがれやすい食べ方までを紹介します。

柏餅の葉っぱが剥がれやすくなる方法を知りたい人は必読です

 

子供の日の食べものといえばやっぱり柏餅!

頂いたり手作したり、子供の頃から馴染み深いお餅ですよね。

 

そんなおいしい柏餅を食べるときに気になるのは、

葉っぱとお餅がはがれなくて食べづらい問題…。

 

桜餅の桜の葉のように塩漬けされて柔らかく一緒に食べられたらいいのですが、

柏餅の葉っぱは固く、葉っぱを食べることを前提につくられていないのがほとんど。

 

それなら葉っぱを使わなければいいのに 笑 と思いますが、

柏の葉っぱは特別な葉であり、新芽が出てから古い葉が落ちるという特徴があります。

この特徴から、「家系が絶えない」「子孫繁栄」という考えに結びつき、

端午の節句の贈り物として広まっていき、子供の日の縁起の良い食べ物として

ちゃんと意味のある柏餅の葉っぱなのです。

柏餅の葉っぱがくっつかない方法【作り方】【食べ方】

また柏の葉っぱは、よい香りがしますよね。

端午の節句には、菖蒲などの香りの強いもので邪気祓いをする行事でもあり、

その代わりに柏餅は一役かっている大事な食べ物なのです。

 

おいしい柏餅に切っても切れない存在の食べづらい葉っぱ。

今回はそんな柏餅と葉っぱのくっつく問題を解決する作り方と食べ方についてご紹介します。

【作り方】柏餅の葉っぱがくっつかない方法

柏餅の葉っぱがくっつかない方法【作り方】【食べ方】

かしわもちを作る際にちょっとした工夫で、お餅と葉っぱをくっつきにくくする事が出来ます。

【お餅を作ってから葉っぱをまく】

和菓子屋さんの作り方では、風味づけの為にお餅に柏の葉っぱを巻いた状態で蒸して作られることが多いのですが、

自宅で作る場合にはお餅を完成させて、後から葉っぱを巻くのがおすすめです。

 

葉っぱを巻くのはお餅が冷めてから

気を付けるポイントとしては、お餅が熱く柔らかいうちに葉っぱでまかない事。

熱いお餅と葉っぱの間で水分が蒸発してしまい、冷めたころにはお餅と葉っぱがぴったりとくっついて

剥がしにくくなってしまします。

お餅の熱が冷めてから葉っぱを巻くようにしましょう。

葉っぱにうすく油をぬる

油を付けすぎないようにキッチンペーパーに油を付けて、

柏の葉っぱの葉脈がへこんでいる方に(つるつるしている方)、はっぱ全面を

拭くように薄く塗り広げます。

つけ過ぎると味に影響してしまうので、ごくうすーく塗りましょう。

油を付けすぎたらキッチンペーパーでふき取って調節しましょう。

柏餅の葉っぱがくっつかない方法【作り方】【食べ方】

ちなみに葉っぱの表裏の巻き方で、

小豆餡なら外表(筋のある方)、味噌餡なら中表という風に

中身がわかるようになっているそうですよ。

お餅を水で濡らしてからまく

油で葉っぱを塗るのは味に影響しそうで心配な方は、お水でも効果があります。

この場合は葉っぱではなく、冷ましたお餅の表面を少し水で濡らしてから

葉っぱをまきます。

表面を湿らせることによって、水が潤滑油の役割になり

お餅と葉っぱがぴったりとくっつくのを防げます。

お餅に片栗粉をまぶす

お餅の表面に片栗粉をまぶしてから葉っぱにまく

餅つきなどでお餅を丸める時に、お餅が手にくっつかないように片栗粉をまぶして丸めますよね。

同じ様に柏餅をつくる時にも、お餅の表面に片栗粉を軽くまぶしてから

葉っぱを巻くと、ベタベタせずに葉っぱをはがしやすくなります。

柏餅の葉っぱがくっつかない方法【作り方】【食べ方】

【葉っぱを巻いてからお餅をつくる場合】

お餅を作ってから葉っぱをまくとお餅と葉っぱがくっつきにくいのですが、

お餅に柏独特の良い香りがつかず、物足りなさを感じてしまうかもしれません。

風味を楽しみたい方も、ちょっとしたポイントでお餅と葉っぱがくっつきにくくなるコツをご紹介します。

粉の分量を変えてみる

お餅をつくるとき、白玉粉だけで作ったり、白玉粉やもち米の分量が多かったりすると、

やわらかい仕上がりになりますが、粘り気の強いお餅になり、

葉っぱにくっつきやすくなってしまいます。

 

モチモチ感を出したいのであれば、上新粉8:白玉粉1:片栗粉1の割合で作ると、

程よい硬さをモチモチ感のあるお餅になりますので、試してみてはいかがでしょうか。

蒸しあがりに一度葉っぱを離す

蒸しあがったばかりのお餅は、表面の水分がまだ蒸発していないので、

お餅から葉っぱがはがれやすくなっています。

熱いうちに葉っぱだけ一度はがし、葉っぱに指で少し水をつけて湿らせてから

お餅にまき直します。

一度お餅からはがしておくと葉っぱがくっつきにくくなりますし、風味も損ないません。

【食べ方】柏餅の葉っぱがくっつかない方法

自分で作る以外にも、柏餅は頂いたり買ったりする事もありますよね。

出来上がっている状態で、すでにお餅と葉っぱがくっついてしまっている時の

上手な食べ方をご紹介します。

 

柏餅のお餅と葉っぱがくっついてしまうのは、

お餅と葉っぱの間の水分が飛んで乾燥してしまうのが原因です。

柏餅を水で湿らせる

食べる前に、水にさっとくぐらせるなどしてお餅全体を軽く湿らせてから

ラップに包みレンジで温めると剥がしやすくなります。

お餅のモチモチ感も復活して出来立てのような味わいを楽しめます。

指先を水で濡らす

お餅全体を水で濡らすことに抵抗がある方や、電子レンジの無い出先などでおすすめのやり方です。

指先を水で湿らせてから、くっついている部分を指先の水で濡らしながら、

はがしていきます。

ゆっくりと少しずつはがしていくのがキレイにはがすコツです。

柏餅の葉っぱがくっつかない方法【作り方】【食べ方】

かしわ餅の葉っぱがくっつかない方法【作り方】【食べ方】のまとめ

こどもの日はその名前から、子供の健やかな成長をお祝いする日ですが、

実は「母に感謝する日」でもあるんですよ。

子供の成長を願いつつ、産んでくれた母に感謝するのが、

こどもの日という祝日に込められているそうです。

 

母子で柏餅を手作りしたり、柏餅を手土産に帰省してみたりするのもいいかもしれませんね(^^)

一緒に作る時も、食べる時も今回ご紹介したコツを試してみて下さいね!