あくまきとちまきの違い!鹿児島の郷土菓子あくまき 子供の節句

あくまきとちまきの違い!鹿児島の郷土菓子あくまき 子供の節句

あくまきとちまきの違い

みなさまこんにちは、今日は食べ物の違いについて書いていきたいと思います。

地域によって同じ食べ物でも違うモノって結構ありますよね。

お雑煮なんかが特に地域によって違いが出る食べ物ですが

今回はあくまきとちまきの違いについてご説明していこうと思います。

そもそもあくまきとはなんぞや?という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

呼び方が違うだけでちまきと同じ食べ物なのか?

まったくの別物なのか?をお教えしますね。

Advertisement

あくまきとちまきの違い

あくまきとちまきの違い

まず、あくまきとちまきどちらも端午の節句のお祝いで食べるものなのですが

中身はまったくの別物なので、作り方も変わってきます。

あくまきというのは、一晩ほど灰汁(アク)につけておいたもち米を

灰汁に浸しておいた孟宗竹の皮で包み

それを糸や竹ひもで縛り灰汁で煮て作る食べ物です。

 

あくまきは扱いとしては和菓子になり、灰汁で煮るので独特の風味と食感を持ちます。

例えが難しいのですが、わらび餅やくずもちの粘り気を強めた食べ物と思ってください。

大きさは500ミリのペットボトルくらいと大きく、竹の皮をはがし

ひとくちサイズに切り分けてそのまま食べてもいいし、

きなこなどをかけて食べるのも良しな食べ物です。

 

一方のちまきは、おもちもしくはもち米を三角形や円すい形に作って、

ササの葉でそれを包んだあとにイグサや糸で縛り、

ササの葉ごと蒸したり茹でて加熱して作る食べ物です。

 

ちまきは東と西ではかたちが異なり、東では中身はおこわで

いわゆる中華ちまきという扱いになり、生のもち米と具材を

竹の葉で包み蒸して作られます。

 

具材は肉やたけのこ、しいたけなどが具として入っています。

扱いとしては完璧にご飯ものですね。

 

一方西では、ササの葉の巻き方から違い、細長く竹の形に包まれ

中身は甘いお団子なので和菓子の部類になります。

和菓子ちまきは、上新粉やもち粉を砂糖と混ぜて蒸し、

もち状にしたものがササの葉に包まれています。

あんこが入っているものなどもあります。

元を辿るとちまきも灰汁の中で煮込んで作られていました。

江戸時代の戦が盛んな頃、灰汁が持つ殺菌力や防腐作用がもち米の保存に

適していると言われ、武士の携帯食となっていたそうです。

その後日本各地で改良がされていき

同じ呼び方でも地域によって中身が違う食べ物になりました。

と、なるとあくまきが本来のちまきの姿なのかもしれませんね。

Advertisement

あくまきとちまきの食べられている地域

あくまきとちまきの違い

あくまきは、主に鹿児島県で食べられており

宮崎県や熊本県人吉・球磨地方など南九州地区で主流となっています。

 

端午の節句になるとあくまきを家庭で作るための灰汁や竹の葉、

もち米などがスーパーに並びますし

完成品がラップに巻かれて売られていたりもします。

 

ちまきは先ほど書いたようにご飯系の中華ちまきは、関東から北日本で

和菓子系のちまきは西日本の方で食べられています。

東日本では端午の節句はちまきよりもかしわもちが売られているイメージが強いですね。

なぜ鹿児島だけがあくまきなのかと言うと、そこには根深い歴史がありました。

1877年の西南戦争の際に西郷隆盛が保存食として持参しており

それを機に薩摩藩外の宮崎県北部や熊本県で普及されたと言われています。

なぜ端午の節句でちまきを食べるのか

あくまきとちまきの違い

東日本でも西日本でも、戦に行くときの携帯食であったことには

変わりのないふたつですが、

ちまき(あくまき)を食べるようになった風習は、中国から伝えられたものと

言われております。

 

紀元前に存在していた中国の有名な詩人「屈原(くつげん)」という人物が

国王の側近として仕えていましたが、陰謀によって国を追われる人物となりました。

悲観した屈原は川へ身投げをし、命を絶ちました。

それが5月5日の出来事です。

 

屈原の死を悲しんだ国民たちが、身投げした川で屈原が魚に食べられないようにと

ちまきを投げ入れ魚をそちらに引き寄せるようにしました。

 

それを機に、ちまきを投げ入れる風習が国の安泰を願うものとなっていき

その風習が中国から奈良時代に日本に伝わり

屈原が身投げした5月5日、端午の節句にちまきが出されるようになったとか。

 

当時都のあった近畿地方を中心に甘い団子をササの葉で包んだちまきが広まったため

今でも西日本では甘い和菓子なちまきが主流なのですね。

 

別の話では、昔中国は5月になると急な気候の変化で暑くなり、

体調を崩す人が多くなり亡くなる人が多かったようで、

そのことが理由によって身体に栄養をつけて元気を取り戻すという意味で

ちまきに肉やたけのこなどを入れて食べるようになったという話があるので

東日本ではこれが広まったのではないかと言われています。

 

なんだかちまきもあくまきも様々な由来がありますね…。

あくまきとちまきの違いのまとめ

あくまきに関しては、正直生まれも育ちも関東なので今回初めて聞きました。

しかし、西日本のちまきがおこわじゃないことも初めて知り

同じ呼び名でもまったく違う食べ物になってしまうものは

多く存在するんだなぁと思いました。

「あくまきは今回初めて知ったよ」「気になる!」という方はAmazonや楽天などのネットショップで買えますので是非試してみてくださいね。

あくまきの美味しい食べ方はこちらで紹介しています
あくまきの切り方!あくまきの美味しい食べ方 子供の節句

こちらも読まれています↓↓
あくまきのおすすめの美味しい食べ方!鹿児島名物 子供の節句


 

料理グルメカテゴリの最新記事