配食サービスは介護保険が適用できるの?

配食サービスは介護保険が適用できるの?

介護保険って、なんだか難しそう…。
そう思っている方も多いですよね?

要介護となると、当事者やそのご家族はかなり気になるところですよね?

そこでこの記事では、

『配食サービスは介護保険が適用できるの?』

『介護保険が適用されるサービス』

という2つのポイントに絞ってまとめてみました!

配食サービスは介護保険が適用できるの?

配食サービスは介護保険が適用できるの?

この『配食サービス』ですが、結論から言うと、

介護保険は適用されません!!

この『配食サービス』は介護保険のサービス外となり、1食につき実費が
かかることになります。

例えるなら、飲食店に注文して出前を取る、といった感じでしょうか。

『実費』という言い方をすると、ちょっと不思議な感じがすると思いますが、
介護保険のサービスでは、利用する方が支払う料金は、通常かかる総額の
1割もしくは2割となります。

ではなぜ1割・2割でいいのでしょうか?

その理由は、自己負担分以外の料金は、国と自治体が負担しているからです。

そのため、介護保険のサービス外の『配食サービス』では
かかる総額を支払うことになるため『実費』という表現になります。

介護保険が適用されるサービス

配食サービスは介護保険が適用できるの?

じゃあ、介護保険が適用されるサービスって何?という疑問がわきますよね?

ここでは、3つの介護についてご紹介します(*^▽^*)

在宅介護

通所介護

施設介護

介護保険が適用されるサービスは上記の3つに分けられています。

もちろん介護保険を受給しサービスを受けるためには、
『介護認定』を受ける必要があるので、まだ介護認定を受けていない場合は、

・居住地の社会福祉協議会
・市区町村に設けられている高齢福祉課
・病院のソーシャルワーカー
・ケアマネジャー(介護支援専門員)
などに相談しましょう(*^▽^*)

では、ここから1つずつご紹介していきますね(*^▽^*)

(1)在宅介護

文字通り、在宅(自宅)で介護を受けることを言います。
これらにかかる介護保険サービスは、おもに『訪問介護』になります。

訪問介護は『身体介護』・『生活支援』の2つになり、
身体介護は、『入浴介助』・『排泄介助』・『食事介助』であり、
生活支援は、『掃除』・『調理』などがそのサービス内容にあたります。

もし、『配食サービス』に近いものを考えていらっしゃる場合は、
生活支援の中の、『調理』支援を利用するのが近いと思います。

そのとき、調理だけなのか、食事介助も必要になるのか?など、
訪問介護を受ける要介護者が望むサービスを選択して行く必要が
出てきますので、しっかりとしたケアプラン(介護支援計画書)を立てましょう。

このケアプランは、ケアマネジャーが作成してくれますので
よく相談してくださいね(*^▽^*)

(2)通所介護

通所介護というと、ピンとこない方も多いですが、
デイサービス・デイ・ケアというと、『あぁ、あれか!』と
思う方もいますよね(*^^*)

今ではよく聞く言葉でもあるので、ききおぼえがある方も多いのではないでしょうか?

この『通所介護』というサービスは、自宅からデイサービスやデイ・ケアのある施設に、送迎付きでお出かけできるということになります(*^▽^*)

介護を受ける方が望むのが
『同年代の方とおしゃべりしたりして楽しく過ごしたい!』
『趣味などをして楽しく過ごしたい』
『自分ではなかなか行けない場所に行ってみたい』
ということであれば、デイサービスがおすすめです。

また、介護を受ける方の希望が、
『リハビリをして歩けるようになりたい!!』
『動かしにくい手や指先を動かせるようになりたい!』
『車いすを卒業したい!』
『自分でできることを増やしたい!』
ということであれば、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)が常駐して
リハビリを受けることができるデイ・ケアがいいでしょう(*^^*)

もちろんどちらのサービスを選んでも、入浴や食事、
レクリエーションなどを受けられます。

ちなみに私が勤めていた茨城県にあるデイ・ケアの施設では、
『温泉リハビリ』なんて言うものがありました(*^▽^*)

温泉水を利用した水中リハビリを行っていて、利用者様には大好評でした(*^^*)

(3)施設介護

では、施設介護はどうでしょう。
施設介護は、在宅での介護が難しい要介護者が入所する施設なのは
よく知られていると思いますが、その種類はいくつかあります。

今回はそのうちの2つについてまとめてみました。

(1)特別養護老人ホーム(特養)

こちらの施設への入所は、厚生労働省の通達で、要介護3以上の
比較的、介護度の高い方が対象といわれています。

この施設の主な特長は、
・ユニット型(個室)
・従来の多床室(大部屋)
があることですが、最近はほとんどの施設でユニット型になっています(*^▽^*)

ユニット型の特長は、
・1人1部屋の個室になっていて、プライバシーが確保されている
・1ユニットは10名前後の小さなコミュニティーが作られている
・リビングダイニング・浴室・トイレは共有スペース
・ユニットごとにレクリエーションがあること
などですね(*^^*)

入所されている方はほとんどの方が80代・90代の高齢の方が
多くなっているように感じます。

こちらの施設は、『看取り』という最期の時もこの施設で迎えたいと
望まれている方が多いと思います。

(2)介護老人保健施設(老健)

介護老人保健施設(老健)はどうでしょう。

老健は、基本的に6か月程度の入所期間となっていて、入所している方の多くは
在宅復帰を目指しています。

もちろん諸般の事情で『看取り』の場合もありますが、
おおむね上記の形をとっています。

老健の場合のお部屋は特養とは違い、多床室(簡単に言うと大部屋)
となっているところが多いです。
(もちろん個室や2人部屋もありますが、お部屋の料金はちょっと高めになっています)

介護老人保健施設の大きな特徴は、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)という
リハビリ専門のスタッフや医師・看護師が常駐していることです。

もちろん医師が常駐していることでの安心感もありますが、
提携している病院もあるところが、老健の大きなメリットです。

そのため、安心して入所できる施設となっています。

配食サービスの介護保険対応についてのまとめ

今回は、『介護保険で配食サービスは適用されるのか?』
『介護保険の適用されるサービス』についてまとめてみました。

介護保険は今やなくてはならないサービスとして定着しています。

公共のサービスとして上手に使って、介護される方も、介護する方も
無理のない介護をしてほしいと思います。

 

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