「園児のための視力検査マニュアル」というのを日本眼科医会が出していますが、50人に一人もいるという子どもの弱視の見逃しが問題になっています。
こどもの視力は3歳までに急速に発達しますから、幼児の弱視の多くは3歳ごろから治療を開始することで小学校入学までに視力が改善できます。
そこで、親が子供の弱視を見逃さないためのツール「幼児用視力検査表をダウンロード」に関して詳しくご紹介します。
幼児用視力検査表をダウンロードして使う理由
★早く治療すれば回復する子供の弱視
子どもの弱視は親が早期に気が付いて、3歳ごろから治療を始めることが大切ですが、
しかし、親が子どもの弱視に気が付かないでいて、手遅れになるケースが多く、8歳を過ぎると思うような治療の効果が得られませんから、そのため一生弱視となってしまうケースが多いです。
★50人に1人の子どもが「弱視」!こんな時は眼科へ
・目つきがなにかおかしい
・テレビを見るときに異常に近くに寄ったり目を細めたりする
・片目を手でさえぎると嫌がる
・目が揺れていることがある
・頭を傾けるとか横目で見たりしている
・斜視のように感じる
・黒目の中央が白い
たとえ1歳半健診や3歳児健診を受けていても、日常生活の様子で「おかしい」と思ったら、早めに眼科を受診することが大切です。
3歳児健診の家庭での視力検査をしっかり行う
視力検査のやり方を幼児が理解できるのは3歳頃からですから、3歳児健診のときにしっかり視力チェックをすることで弱視が改善できます。
★3歳児健診で行われること
・健診の前に「ランドルト環」と呼ばれる検査キットが自宅に送られてきます。
・2.5m離れた場所から見て、視力が0.5以上あるかを片目ずつ測定します。
家でもできる限りしっかりチェックしてください。
・3歳児検診の時に、もしうまく検査ができなかった場合は、後日家庭で再検査するようになりま
す。
家庭での再検査が難しい場合は、必ず眼科かあるいは小児眼科で検査してもらってください。
★3歳児健診や眼科で「要精密検査」と診断されたときは必ず受診を
3歳児健診や眼科で「要精密検査」と診断されたときは、速やかに眼科を受診してください。
受診は小児専門の眼科でなくても、視能訓練士が在籍している眼科なら、子どもに対応可能なことが多いので受診をしてください。
また、視能訓練士がいなくても受け入れ可能な眼科もありますから、事前に電話などで問い合わせてみてください。
★眼科でもスムーズに検査を受けるために
眼科では、【視力検査】と【屈折検査】を行います。
屈折検査とは、近視や遠視、乱視などがないかの検査で、家庭で片目ずつ視力検査の練習をしておくことで、眼科でスムーズに検査することができます。
★異常を指摘されても放っておくのは危険
3歳児検診で異常を指摘されても眼科を受診しない場合は、手遅れになってしまうことが多いです。4才以下の治療開始ならば95%以上の弱視が改善できます。
子どもの将来に大きな影響を与えますから、親がしっかり対応してあげてください。
幼児用視力検査表をダウンロードして使いましょう!
幼児用視力検査表をダウンロードできるサイトは下記のようなものがあります。
★公益社団法人 日本眼科医会
https://www.gankaikai.or.jp/info/post_14.html
PDF形式1.園児のための視力検査マニュアル(テキスト版、イラスト版)
★ベビー・アイサイト
http://soyu-ec.co.jp/tabetanodaare/tabetanodaare-3.html
ゲームのように楽しく・わかりややすい「ベビー・アイサイト」
3歳から楽しくできる視力検査で、「アプリ」や「練習絵本」で練習した後で「動物」で回答する視力検査です。
★Microsoft・楽しもうOFFice 視力チエック表
https://www.microsoft.com/ja-jp/office/pipc/template/result.aspx?id=11785
・ワン クリックで写真を入れるだけで簡単に作れます
・動物の色を変更することができます
・3~4m程度離れて使用しましょう
クリックするとテンプレートのダウンロードができるようになっています。
★幼児が検査になれるようにおすすめ!楽天の【月間優良ショップ受賞4回達成!】視力検査の練習用 幼児用 マグネットシート たべたのだあれ?
https://item.rakuten.co.jp/kousoku/kensa-eye/
ダウンロードして使う商品ではないですが、視力検査を子供さんに分かりやすく説明できます。
ちなみに、視力検査はできませんのでご注意下さい
幼児の視力検査をしたくても、大人が使う視力検査表を使っての検査は幼児には説明が難しく、幼児の弱視の見逃しの原因は、家庭での検査の難しさです。
3歳児健診の時などに視力を測ってきてくださいと言われていて、検査した結果を提出しなければならず、どうしたらいいのかわからないとき、この「ドーナツ たべたのだあれ?」で解決して下さい
親御さんにもお子さんにも優しい、視力検査の練習用おもちゃです
幼児用視力検査表をダウンロードして使いましょうのまとめ
先にもご紹介したように、子どもの弱視のほとんどは、3歳ごろから治療を始めると、小学校入学までに視力が改善できますから、早期発見が大切です。
もし、治療開始が8歳過ぎになると、小学校の中・高学年まで治療が継続されるようになりますから、そのため、子どもにとって大きな負担やストレスにもなります。
さらに、小学校入学してからは通院が難しくなり、治療を中断してしまうことも多いです。
そのため、弱視は早い時期に発見して、早期に治療することが欠かせません。