普通に生活をしていても、突然病気にかかってしまうことはあります。
リウマチもその1つであり、リウマチにかかるとその後の生活にも大きな影響が発生します。
その場合、体調も心配ですが、医療費も心配ですよね。
心配を少なくするためにもリウマチのための医療費助成制度はあるのでしょうか?
ここではリウマチのための医療費助成制度を解説していきます!
リウマチのための医療費助成制度を解説します
リウマチは関節に炎症が起きて軟骨や骨が破壊、変形をしてしまう病気です。
その原因は体質や生活習慣、ウイルスなど様々ですが、正確なことはわかっていません。
このことから、リウマチは誰にも起こることがあり、一度なったら完治は難しく長く付き合っていく必要があります。
その場合、体調はもちろんですが、心配なのは医療費ですよね。
詳しく解説していきます。
リウマチのための医療費助成制度ですが、以下のようなものがあります。
限度額適用認定証
こちらはリウマチに限らず使える公的保険の制度の1つです。
限度額適用認定証を申請すれば、年収や報酬月額に応じて医療費の上限が定まります。
なのでそれ以上の支払いは無くなるので安心して医療を受けることができます。
こちらですが、年収や報酬月額に応じて、以下のような区分に分けられます。
区分ア
年収 約1160万円以上~
標準報酬月額 83万円以上
自己負担限度額 252600円+(医療費-842000円)×1%
区分イ
年収 約770万~1160万
標準報酬月額 53万円~79万円
自己負担限度額 167400円+(医療費-558000円)×1%
区分ウ
年収 約370万~770万
標準報酬月額 28万円~50万円
自己負担限度額 80100円+(医療費-267000円)×1%
区分エ
年収 ~370万
標準報酬月額 26万円以下
自己負担限度額 57600円
区分オ
非課税世帯
自己負担限度額 35400円
ここからも分かる通り、年収や報酬月額が低いほど自己負担額が低くなっています。
実際筆者も家族の都合でこの限度額適用認定証を利用したことはあります。
やはり上限が決まってそれ以上の持ち出しがないのは安心できましたね。
こちらは誰でも利用できるので、もし大きな病気が見つかったらすぐに申請するようにしましょう。
難病医療費助成制度
こちらは国が定める難病に罹患した場合、医療費の助成を受けられる制度です。
リウマチですが、一言でリウマチと言ってもたくさんの種類があります。
そしてこの難病医療費助成制度が使えるのは『悪性関節リウマチ』の場合だけです。
こちらは関節以外にも症状が発生するものであり、重篤な状態に陥ることもあります。
こちらを申請すると保険診療の場合は2割の自己負担となります。
また以下のような区分にも分けられ医療費の上限が定まります。
低所得Ⅰ 年収 ~80万円 一般 2500円 高額かつ長期 2500円
低所得Ⅱ 年収 80~160万円 一般 5000円 高額かつ長期 5000円
一般所得Ⅰ 年収 160~370万円 一般 10000円 高額かつ長期 5000円
一般所得Ⅱ 年収 370~810万円 一般 20000円 高額かつ長期 10000円
一般所得Ⅲ 年収 810万円~ 一般 30000円 高額かつ長期 20000円
より負担が小さくなるということですね。
今回紹介した助成制度以外にもリウマチでは使えるものもあります。
これらの助成制度は病院や役所の窓口に問い合わせると教えてくれることが多いです。
そして助成制度は申請をしないと使うことはできません。
聞かないと教えてもくれないので、万が一の場合には自分が使える助成制度を活用してくださいね。
これってリウマチかも?チェックリストを紹介!
リウマチに限らず病気で大切なことは初期に発見することです。
続いてリウマチの可能性がある初期症状チェックリストを紹介します。
以下のチェックリストで該当が多いとリウマチの可能性があります。m
・箸がうまく使えない
・階段がうまく登れない
・起床直後に動作がしにくい
・朝に歩くと足に違和感や痛みがある
・あくびをすると顎が痛む
もちろんこれらのチェックリストに当てはまるからと言ってリウマチとは限りません。
しかしこれらの痛みが15分以上、そして2週間以上継続的に続いている場合、何らかの異変がある可能性が高いです。
リウマチは適切な治療を受けないと予後にも大きく影響をします。
怖いと思っていても病院に行かないと何も治療をすることもできません。
もし不安な場合には、すぐに病院に行って相談をするようにしてくださいね。
リウマチのための医療費助成制度を解説しますのまとめ
リウマチのための医療費助成制度ですが、限度額適用認定証や難病医療費助成制度があります。
リウマチの種類によって使える助成制度は変わってくるので、しっかりと自分にあった助成制度を活用するようにしましょう。
リウマチは初期で発見することも大切です。
チェックリストを確認して、当てはまることが多いようでしたら病院に行って相談をしてみてください。
そしてしっかりと治療をするようにしてくださいね。