日本は国民皆保険であり、国民全員が保険に入っていますよね。
それによって安心して医療を受けることができるのですが、
その中でも重要なのが限度額適用認定証です。
限度額適用認定証は収入によって医療費の上限を定めることができるのですが、こちらはいつの収入が基準となるのでしょうか?
ここではそんな限度額適用認定証について解説していきます!
限度額適用認定証はいつの収入が基準になる?

限度額適用認定証は公的保険の制度の1つです。
限度額適用認定証を使うことによって収入によって医療費の上限が決まります。
なので万が一大きな病気が見つかったとしても、医療費の不安を少なくすることができます。
ただその限度額適用認定証ですが、いつの収入が基準になるのでしょうか?
結論から言えば、1月から7月は前々年分、そして8月から12月は前年分になります。
詳しく解説していきます。
まず限度額適用認定証ですが、収入によって区分が分けられます。
それは以下のようになっています。
区分ア
年収 約1160万円以上~
標準報酬月額 83万円以上
自己負担限度額 252600円+(医療費-842000円)×1%
区分イ
年収 約770万~1160万
標準報酬月額 53万円~79万円
自己負担限度額 167400円+(医療費-558000円)×1%
区分ウ
年収 約370万~770万
標準報酬月額 28万円~50万円
自己負担限度額 80100円+(医療費-267000円)×1%
区分エ
年収 ~370万
標準報酬月額 26万円以下
自己負担限度額 57600円
区分オ
非課税世帯
自己負担限度額 35400円
ここからも分かる通り、年収や報酬月額が低くなるほど、自己負担額は低くなります。
そしてこれは上記のように1月から7月までは前々年、8月から12月は前年分の収入が基準となるので注意をしましょう。
限度額適用認定証の注意点

このように限度額適用認定証は大切ですが、使い方にも注意点があります。
適用は申請月の1日から
限度額適用認定証ですが病院に提出をすれば申請ができます。
ただ医療費の上限が定まる適応はその月の1日からになります。
なので医療費の発生と限度額適用認定証の申請が同月なら問題はありません。
しかしそれが月跨ぎになると、前月分には適用されません。
その場合には高額医療費制度を適用することで、大体3ヶ月後に上記の区分との差額が払い戻されます。
ですがそれでも一時的には正規の医療費の支払いがあるので注意をしましょう。
差額ベッド代は含まれない
入院をすることになると個室などにしたい場合がありますよね。
その場合は差額ベッド代を支払うことによって、個室に変更することはできます。
ただ限度額適用認定証が適用されるのはあくまで基本的な医療費になります。
差額ベッドに関しては自費で支払うことになるので注意をしましょう。
1つの医療機関のみの適用
限度額適用認定証ですが1つの医療機関のみの対応になります。
なのでかかりつけが複数ある場合には、それぞれ限度額適用認定証が必要になります。
また外来と入院も別になるほか、同一医療機関であっても歯科は別になるなど制限があります。
このように限度額適用認定証にはいくつか注意点があります。
基準となる収入以外にもこれらの注意点を理解した上で、万が一の時には限度額適用認定証を使うようにしてくださいね。
限度額適用認定証の申請方法について!

限度額適用認定証ですがそもそもの申請方法についても紹介していきます。
まず限度額適用認定証は何もしなければ使うことはできません。
使うには申請をする必要があります。
限度額適用認定証の申請方法ですが、以下の方法があります。
社会保険
会社勤めの方の場合には社会保険を使っていますよね。
その場合、会社の総務に相談をすれば申請の様式がもらえるはずです。
そちらを記入して提出をすれば、あとは総務が保険者とやりとりをしてくれます。
大体1週間ほどで限度額適用認定証が届くので、あとはそれを病院に提出しましょう。
国民健康保険
自営業などの場合には国民健康保険を使いますよね。
この場合、役所の担当部署に申請をすればOKです。
役所によりますが、即日で限度額適用認定証がもらえることもあるので、
すぐに病院に提出することができます。
マイナ保険証
限度額適用認定証の申請方法で最もおすすめなのがマイナ保険証です。
マイナ保険証は現在政府が推進しているもので、マイナンバーカードと保険証が一緒になったものです。
マイナ保険証の対応は医療機関で義務化されているので、カードリーダーを見たことがある人もいるでしょう。
マイナ保険証でしたら、カードリーダーに通すだけで年収情報と紐付けて、その場で電子申請が可能です。
タイムラグもなく、役所に行く必要もなく、すぐに使えるのでおすすめですよ。
限度額適用認定証はいつの収入が基準になる?のまとめ
限度額適用認定証はは1月から7月は前々年、8月から12月は前年の収入が基準となります。
それ以外にもいくつか注意点があるので、しっかり理解しておきましょう。
また限度額適用認定証の申請はマイナ保険証がおすすめとなっています。
限度額適用認定証は万が一の時に大切な制度ですので、
しっかり理解して使えるようにしてくださいね。