限度額適用認定証は毎月提示しないといけない?

  • 2024-07-09
  • 2024-07-09
  • 生活

日本は国民皆保険であり、全員が保険に入っていますよね。

それによって安心して医療を受けることができるのですが、その中でも大切なのが限度額適用認定証です。

ただこの限度額適用認定証ですが、使う際には毎月提示しないといけないのでしょうか?

ここではそんな限度額適用認定証について解説していきます!

限度額適用認定証は毎月提示しないといけない?

病院にかかっていると突然大きな病気が見つかることがあります。

その際に、体調はもちろんですが気になるのが医療費ですよね。

ただそのような時でも安心して医療を受けられる制度が限度額適用認定証です。

ですがこの限度額適用認定証は毎月提示が必要なのでしょうか?

結論から言えば、基本的には必要です。

詳しく解説していきます。

まず限度額適用認定証ですがこちらは医療費の上限を定める制度です。

下記のように報酬月額や年収に応じて医療費の上限が定まります。

区分ア

年収 約1160万円以上~

標準報酬月額 83万円以上 

自己負担限度額 252600円+(医療費-842000円)×1%

区分イ

年収 約770万~1160万

標準報酬月額 53万円~79万円

自己負担限度額 167400円+(医療費-558000円)×1%

区分ウ

年収 約370万~770万

標準報酬月額 28万円~50万円

自己負担限度額 80100円+(医療費-267000円)×1%

区分エ

年収 ~370万

標準報酬月額 26万円以下

自己負担限度額 57600円

ここからも分かる通り、年収や月額報酬が下がるほど、医療費の上限も低くなっています。

これによって、万が一の時でも安心して医療を受けられるということですね。

限度額適用認定証は毎月提示が必要!

ただ注意をしたいのが、限度額適用認定証は基本的には毎月提示が必要です。

しかもその際、適応されるのが、提示をした当月1日からになります。

なので入院などの医療費が発生するのと、限度額適用認定証の提示が同月なら問題ありません。

ですが、これが月跨ぎになってしまうと、先月分の申請ができなくなってしまいます。

この場合には、後で高額医療費として請求をかけることは可能ですが、その場合には後で区分との差額が還付されるので、一時的には正規の医療費を支払う必要があります。

これはちょっと負担がありますよね。

このようなことから、限度額適用認定証が必要になったらできるだけ早く準備をするようにしましょう。

限度額適用認定証の使い方や医療費については、病院でも相談窓口があるはずです。

何か不安があったり、限度額適用認定証の使い方で疑問がある場合には、相談をしてみてくださいね。

限度額認定証の申請はマイナ保険証がおすすめ!作り方も紹介!

このように万が一の時に、安心して医療を受けるためには限度額適用認定証は欠かせません。

ただこちらですが、申請をしなければ使うこともできません。

限度額適用認定証の申請方法としては、社会保険の場合には総務に相談する、国民健康保険の場合には役所に申請をするなどがあります。

ただ最もおすすめの方法としてはマイナ保険証を使うことです。

マイナ保険証はマイナンバーカードと保険証が一緒になったもので、現在政府が推進していますよね。

このマイナ保険証はマイナンバーカードと一緒ということで、年収情報も紐づいています。

それによってマイナ保険証をカードリーダーに通したらそのまま区分が適応され、電子申請が可能となっています。

即座に限度額適用認定証を使うことができるのでラグが発生しないのは嬉しいですね。

マイナンバーカードを作る方法

このマイナ保険証はマイナンバーカードを持っていれば誰でも作ることができます。

マイナンバーカードを作る方法としては以下があります。

マイナポータルの使用

規定のスマホやパソコンでカードリーダーを使える場合、マイナポータルから申請をすることができます。

マイナポータルのページから保険証利用の申し込みをしたら、あとは手順に沿って進めていくだけです。

自宅で完結するのでとても楽ですね。

セブン銀行ATM

ただ人によっては必要なデバイスがないということもあるでしょう。

その場合、おすすめなのがセブン銀行ATMです。

セブン銀行ATMはセブンイレブンにいけば大抵あります。

こちらにマイナンバーカードを差し込んで、保険証利用の申し込みをすれば、

デバイスなしで申請が可能となっています。

役所で申請

また中には誰かに一緒にやってもらいたいと思う人もいるでしょう。

その場合には役所で申請をすることもできます。

役所ではマイナンバーカードに対応する課があるはずですので、そこで一緒に申請をすれば安心ですね。

政府は2024年12月を目処に従来の保険証を廃止して、マイナ保険証を一本化する指針を立てています。

どうせ作らなくてはならないのですから、早めに準備をして対応するようにしてくださいね。

限度額適用認定証は毎月提示しないといけない?のまとめ

限度額適用認定証は医療費の上限を定める制度です。

限度額適用認定証を使用するためには基本的には毎月提示が必要です。

そして適応は当月1日からになるので、早めに準備をするようにしましょう。

限度額適用認定証の申請はマイナ保険証がおすすめです。

マイナ保険証を作っていない人は早めに作るようにして、万が一の時に対応するようにしてくださいね。