病院にかかっていると思わぬ大きな病気が見つかることがあります。
その時には体調と同時に医療費が気になりますね。
日本は国民皆保険ですが、医療費に関しては限度額適用認定という制度があります。
こちらを利用する際には限度額適用認定証が必要ですが、これはいつ出せばいいのでしょうか?
ここでは限度額適用認定証について解説していきます!
限度額適用認定証はいつ出せばいい?
日本は国民皆保険ですので、安心して医療費を受けることができます。
そして保険制度も充実しているので、不意に大きな病気が見つかっても安心となっています。
保険制度の中でも大事なのが限度額適用認定です。
こちらを利用する際には限度額適用認定証が必要になりますが、これはいつ出せばいいのでしょうか?
結論から言えば、病院受付時に提出すればOKです。
詳しく解説していきます。
限度額適用認定証とは
まず限度額適用認定は日本の高額医療費制度の1つとなっています。
大きな病気が見つかりそれを治療する必要がある際、どうしても医療費がかかってしまいますよね。
ただ年収によっては医療費を賄うことができず、十分な医療費を受けられないこともあります。
この時に利用したいのが限度額適用認定です。
こちらを申請することによって、年収に応じた入院をした際の医療費の上限が定められます。
なのでそれ以上の支払いが発生することがないので、安心して医療を受けられるということです。
限度額適用認定の申請方法
限度額適用認定を受ける際には限度額適用認定証をもらうことが必要です。
このやりとりですが、会社員の場合には総務を通じて行うことが多いです。
総務に限度額適用認定を利用したい旨を説明すると、申請書がもらえます。
そちらに必要事項を記入し、総務に提出すれば保険者に手続きをしてくれて、後日限度額適用認定証が送られてきます。
実はこの限度額適用認定証、筆者も利用したことがあります。
急ぎで必要になったのですが、どうしてもやりとりには時間がかかるので、実際に限度額適用認定証を手に入ったのは1週間後ぐらいでした。
そしてこの限度額適用認定証が手に入ったら後は病院窓口で提出をすればOKです。
ただこの際に気をつけたいのが、限度額適用認定ですが提出した月の1日からの適用になります。
例えば4月30日に提出をした場合、適用は4月1日からになります。
これは保険者への請求制度上仕方がありません。
なので当月のうちに提出ができれば問題はありません。
しかし、問題なのは月を跨いでしまう場合です。
4月25日から入院をして、限度額適用認定証の提出が5月2日なった場合などですね。
この場合は限度額適用認定の適用は5月1日になるので、4月分は適用されません。
このようなことから、限度額適用認定証を利用したい場合には、できるだけ早めに手続きをするようにしましょう。
限度額適用認定証をすぐに利用したい場合どうすればいい?
限度額適用認定証ですが上記のように大変便利な制度です。
突然大きな病気を見つかっても、医療費の心配がないのは安心ですね。
しかし、それでも月跨ぎになってしまうと、限度額適用認定を利用できないこともあり不安もあります。
この限度額適用認定をすぐに利用したい場合、何か方法はあるのでしょうか?
結論から言えば、方法はあります。
その方法とは、マイナ保険証を利用することです。
詳しく解説していきます。
マイナ保険証について
マイナ保険証はマイナンバーカードと保険証が一緒になったものです。
2023年9月から運用がスタートしており、医療機関でカードリーダーを見たことがある人は多いでしょう。
こちらはマイナンバーカードと保険証が一緒になったことで、様々な情報が一元化されて処理ができます。
そのため様々な申請も簡略化することができます。
マイナ保険証を使うメリットはいくつかありますが、その中の1つに限度額適用認定申請の簡略化があります。
従来の保険証の場合、限度額適用認定証が届くまでには1週間近くかかります。
ですがマイナ保険証を使えば、カードリーダーで読み込んだら、申請を依頼するだけで一瞬で終わり、その場で適用することができます。
これはマイナ保険証が使用者の年収情報などと紐づいているため、すぐに使えるようになっています。
タイムラグがなく、その場で使えるので月末に慌てることもなく、安心して限度額適用認定を利用することができます。
マイナ保険証ですが、2024年12月には従来の保険証が廃止され一本化の予定が立っています。
2024年7月現在で、マイナ保険証の使用率は5%ほどとなっており、今後、政府はマイナ保険証の使用を進めるキャンペーンなども出してくるでしょう。
マイナ保険証は限度額適用認定をすぐに使える以外にも便利なことは多いです。
どうせ使わなくちゃならないので、早めに準備をするようにしましょう。
限度額適用認定証はいつ出せばいい?のまとめ
限度額適用認定証ですが届いたら受付に提出をすればOKです。
ただこの際、当月内に提出できれば問題ないですが、
月跨ぎになると先月分の適用はされないので注意しましょう。
すぐに申請をしたい場合、マイナ保険証を利用するのが便利です。
マイナ保険証はどうせ使うことになりますし、便利ですのでぜひ活用してくださいね。