今政府が進めているのがマイナ保険証ですよね。
マイナンバーカードと保険証が一緒になったこちらを利用したいと考えている人は多いでしょう。
そんなマイナ保険証ですが薬剤情報が入ることはあるのでしょうか?
ここではマイナ保険証と薬剤情報について解説していきます!
マイナ保険証には薬剤情報が入る?
マイナ保険証はマイナンバーカードに保険証の機能が付随した物です。
2023年9月から医療機関では運用の義務化がされており、医療機関でカードリーダーを見たことがある人は多いでしょう。
そんなマイナ保険証ですが薬剤情報は入るのでしょうか?
結論から言えば、入ります。
詳しく解説していきます。
まずマイナ保険証ですが、運用に当たっての大きなメリットとして情報の一元化が挙げられます。
マイナンバーカードと保険証を紐づけることによって、医療や福祉、税金など様々な情報を一つに集約して管理をすることができます。
そして、その一つが薬剤情報や診療情報となっています。
マイナ保険証にすることで、他院を含めた診療情報や薬剤情報を医療機関では閲覧することができます。
これはマイナ保険証を使っている人というよりは医療機関側が非常に助かります。
治療において、過去の治療歴というのは重要な指針になります。
マイナ保険証を使って過去の診療情報や薬剤情報を見ることで、重複した検査を防ぎ、それらの情報に基づいた適切な医療を提供することができます。
なのでかかりつけの病院が変わったとしても安心ですね。
特に薬剤情報ではアレルギーなどを考慮した同じ薬も処方されます。
マイナ保険証はお薬手帳アプリなどとも連携することができるので、それらを利用したさらにわかりやすい情報を得ることができます。
ただこれらはある意味究極の個人情報です。
そのため、マイナ保険証をカードリーダーに通す際に、診療情報や薬剤情報の提供に同意をするか聞かれます。
これに同意をしなければ医療機関で他院の診療情報や薬剤情報は見ることができません。
ですが、これってどうせ問診で言うことですよね。
同意をしなくても、問診によってこれらは説明をすることになります。
そして説明をするにしても素人が説明するよりも、医師が過去の情報を見た方が確実で早いです。
ですので特別な理由がない限りマイナ保険証の情報提供には同意するようにしましょう。
マイナ保険証ですが今後さらに利便性も高くなり、電子カルテとの共有も行われる予定です。
それによって診療情報や薬剤情報以上により詳細な医療情報を共有することも可能になります。
患者にとってもメリットは大きいので、ぜひ活用してくださいね。
マイナ保険証のその他のメリットも紹介!
マイナ保険証ですが医療情報の共有以外にもメリットはもちろんあります。
続いてそれらについて紹介していきます。
医療費控除入力の簡略化
医療費がかかっている人の場合、確定申告で医療費控除をすることも多いですよね。
一定額以上の金額からは控除対象になるので節税をすることが可能です。
ですが医療費控除をする際、手書きだと書くことが多くてとても大変です。
これもマイナ保険証でしたらすぐにできます。
マイナ保険証には上記のように診療情報が全て含まれています。
なのでe-tax上から選択をすることでそのまま入力することができます。
そしてそのままe-taxで確定申告もできるので税務署に行く必要もないので便利ですね。
高額医療費制度の申請が即時可能
病院にかかっていると思わぬ病気が見つかることってありますよね。
そうなると心配なのが医療費です。
医療費が高くなると、高額医療費制度を利用する必要になることがあります。
これらは大事な公的制度になっていますが、いざ使いたいと思った時には申請などの手続きは正直面倒です。
ただこちらもマイナ保険証を使えば即時に電子申請ができます。
カードリーダー上で選択すると、マイナ保険証では使用者の年収などとも紐づいているため、適切な高額医療費制度が選択され電子的に申請がされます。
その場ですぐに利用ができるので、医療費が高くなっても安心ですね。
転職をしても使える
転職をした場合、健康保険証を返す必要がありますよね。
そして仕事に就くまでに時間がある場合、健康保険証がない期間があり不安ですよね。
ただマイナ保険証でしたら電子上で登録をすればそのまますぐに使えます。
健康保険証がない期間がないので安心ですね。
このようにマイナ保険証はメリットがたくさんあります。
政府は2024年12月には現行の保険証を廃止して、マイナ保険証の一本化の指針を立てています。
どっちみち今の保険証が使えなくなるのなら、早めにマイナ保険証を準備して活用してくださいね。
マイナ保険証には薬剤情報が入る?のまとめ
マイナ保険証には薬剤情報は入ります。
その他にも診療情報全般が入りますので、過去の情報に基づいて治療方針を立てることができます。
これらの情報の提供に同意しないことは可能ですが、どうせ問診で話すことですので特別な理由がなければ同意するようにしましょう。
マイナ保険証はそれ以外にもメリットはたくさんあります。
ぜひ便利に活用してくださいね。