私たちの生活に欠かせないお店といえば薬局ですよね。
ドラッグストアを含め近くには薬局が多くあり、よく利用するという人も多いでしょう。
そんな薬局ですがコンビニと数が多いのはどっちなのでしょうか?
ここでは薬局とコンビニついて解説をしていきます!
薬局とコンビニ 数が多いのはどっち?

私たちの生活に身近な薬局ですが、一言で薬局と言っても様々な種類があります。
街の小さな薬局から門前薬局、そしてドラッグストアまで、薬局と言っても様々な形態がありそれぞれ利点がありますね。
ただそんな薬局とコンビニですが、数が多いのはどっちなのでしょうか?
結論から言えば、薬局になります。
詳しく解説していきます。
薬局ですが現在全国に6万店近くあると言われています。
一方コンビニは5万5000店ほどと言われており、薬局はコンビニの方が多いです。
確かに生活圏内にはコンビニより薬局の方が多いと感じている人も多いでしょう。
薬局が多いのは便利ですが、コンビニよりも多いとなるとそこまで必要かとも感じます。
しかし、そもそもどうしてそこまで薬局が多いのでしょうか?
その理由としては以下のことが挙げられます。
顧客開拓の必要がなく安定しやすい
小売店の場合、顧客開拓は必須ですよね。
常に新しい客層を開拓し、リピーターにも来てもらう。
そうすることで経営も安定し、利益を生み出してくれます。
ただ薬局の場合には顧客開拓の必要性は少ないです。
特に病院のすぐそばにある門前薬局の場合には、ほぼ病院の患者が薬局のお客さんとなります。
病院と連動してお客さんも来てくれるので経営が安定しやすいですよね。
日本では開業医のクリニックが非常に多く、クリニックができるとすぐそばに薬局もできるという感じです。
そのため薬局の数は増加の一途を辿っているわけですね。
利益が出やすいから
そして何より薬局が増える理由として挙げられるのが利益が出やすいからです。
まず薬ですが、非常に利益率が高い商品となっています。
製薬会社自体が少なく競争率が低いのに加えて、在庫も置きやすい。
そのようなことから薬の販売は一般的な小売店に比べて利益が出やすいです。
そのため大手企業がドラッグストアとして各地に出店をしているというわけですね。
ドラッグストアの場合には日用品も多く、スーパー代わりにも使えますよね。
しかも日用品はスーパーよりも安いことも多いです。
この理由としても薬の利益率が高いことが理由となっています。
薬局で薬を売って利益率を確保することができるので、日用品は安く売ることができるというわけです。
このように言ってしまえば商売として「美味しい」ということから、薬局の出店はコンビニよりも多くなっています。
今後も薬局の数は増え続けるの?

このように数が増え続けている薬局ですが、今後も増え続けるのでしょうか?
結論から言えば、今後は薬局の数は減っていくと考えられています。
その理由としては以下のことが挙げられます。
調剤報酬の変更
薬局ですが上記のように薬の利益率は上記のように高いです。
しかし値段はお店ごとに決めているわけではありません。
薄利の値段は薬価や調剤基本料などが加わって決められています。
ただこの調剤報酬ですが、厚生労働省が決めるのですが年々厳しくなっています。
調剤報酬が減るということはその分薬局の収入が減るということになります。
調剤報酬は薬局の収入の柱となっているので、その分経営も厳しくなるでしょう。
薬剤師の不足
薬局やドラッグストアの経営には当然薬剤師は欠かすことができません。
処方箋が必要な薬や、第一類医薬品の場合には薬剤師が必ず必要になります。
ただ薬剤師は6年制の大学の他、国家試験にも合格をしなくてはなりません。
他にも都市部に薬剤師の数が集中しているなども原因となっています。
その結果、薬局の数が足りなくなり、今後は薬局の数が減っていくことが考えられます。
薬局の形体の変化
薬局ですが、今は小さな薬局が点在をしているという状況ですね。
しかしこの薬局の形体に変化が求められています。
今後薬局では情報を一括管理し、ICTを活用した薬局が目指されています。
また薬局を一つに集中することで24時間対応や在宅の対応、病院との連携がよりスムーズに行うことができるとも考えられています。
なので小さな薬局が大きな薬局に吸収をされて数が減ることは考えられます。
このように薬局ですが今後は数が減っていくと予想がされます。
ただ結局それによって私たちの生活が不便になってしまったら意味がありませんよね。
私たちの生活をより便利にし、薬を安全に手に入れられるようになってもらいたいですね。
薬局とコンビニ 数が多いのはどっち?のまとめ
薬局とコンビニですが数が多いのは薬局になります。
薬局がコンビニよりも数が多い理由としては、経営のしやすさがあります。
顧客開拓の必要もないですし、薬は利益率も高いので、薬局の経営は普通の小売店に比べて「美味しい」からです。
ただそれでも薬局は今後数が減っていくことが考えられます。
ですが薬局がなくなることはありませんし、私たちの生活がより便利になる変化なので期待したいですね。