薬を買う際に欠かせないのが処方箋ですよね。
この処方箋ですが、会計の際などで渡されますが、一体誰が書くのでしょうか？
意外とわからないですよね。
ここではそんな処方箋について解説をしていきます！
処方箋は誰が書くの？
薬を買う際にはまず診察をして処方箋を発行してもらいます。
その処方箋を薬局に持っていくことで薬を買うことができますよね。
ただこの処方箋ですが、誰が書くのでしょうか？
結論から言えば、処方箋は医師が書きます。
詳しく解説していきます。
処方箋ですが誰が書くかは決まっています。
処方箋を発行できるのは法律でも、医師、歯科医師、獣医師のみとなっています。
なので必ず、いずれかの職の方が発行するようになっています。
また処方箋のないようについても法律では定められており、以下の内容が必ず記載されています。
・患者指名、年齢
・薬品名
・分量
・用法用量
・病院の名称
・病院の住所
・発行年月日、使用期限
・発行をした医師の記名、署名、押印のいずれか
処方箋の内容ですが、必要な記載からわかる通り、患者の病名や既往歴などは記されません。
そのため、薬剤師は薬を調剤した後に、薬と症状があっているか確認するために問診をするのですね。
代筆はしていいの？
このように処方箋ですが医師らが発行することになっているのですが、例外的に代筆などは認められているのでしょうか？
こちらですが、代筆は認められていません。
いくら簡単な処方箋でも、処方箋である以上、医師が発行をする決まりになっています。
また、使用期限とありますが、実は処方箋には使用期限があります。
処方箋は発行されてから4日以内でしか有効でないという決まりが実はあります。
なので処方箋をもらったからと言って忙しいなどを理由に薬局に行かないと、いつの間にか処方箋の期限が切れていたということもあります。
処方箋の内容に変更がなくても、その処方箋は使うことができないので諦めましょう。
処方箋自体は全国どこでも使うことができます。
ドラッグストアなどでは24時間受付をしていることもあるので、それらを利用して、早めに処方箋を発行してもらうようにしてください。
処方箋の種類について！値段も違うって本当？
処方箋ですが医師が書くと法律で定まっています。
そしてそれに加えて、処方箋にはいくつか種類があるので、それらを紹介していきます。
まず処方箋ですが、以下の3つの種類があります。
院内処方箋
まず処方箋ですが院内処方箋があります。
こちらですが、病院内で有効な処方箋であり、院外の薬局では使用することができません。
院内でしか使えないということで、保険者番号や医療機関名などを省略することができます。
しかしその一方、薬に関しては在庫を用意しておく必要があり、薬剤師も多く配置する必要があります。
大きな総合病院の場合には院内薬局などもあり、その場合にはこの院内処方箋で提供されることがあります。
院外処方箋
他には院外処方箋もあります。
こちらは、一般的なクリニックなどで処方をされる処方箋ですね。
医療機関以外にも全国どこでも使うことができるので、好きな薬局やドラッグストアを選ぶことができます。
院外処方箋ですが、保険証から今まで処方された薬を確認することができます。
なので処方された病院以外で今服用する薬があった場合でも、薬剤師はそれを含めて疑義照会をしてくれるので安心してください。
麻薬処方箋
処方箋の中でも特殊なのが、麻薬処方箋です。
こちらはモルヒネ製剤など、医療用麻薬を処方する際に使われる処方箋です。
麻薬処方箋は激しい痛みに対して痛みを和らげる際に使われます。
ただその分依存性も高く、使用には厳重な管理が必要になっています。
そしてこの麻薬処方箋の場合には、患者の住所や麻薬施用者免許番号を明記する必要があります。
その他にも調剤薬局自体にも、都道府県知事から交付される免許が必要とされるなどの制限があります。
このように同じ処方箋でも種類によって微妙に内容は異なります。
ただそれでもどれも医師が書くということには変わりありません。
また実は処方箋ですが、同じ処方箋でも値段が違っていたりします。
その理由ですが、調剤技術料の違いです。
処方箋の代金ですが、薬代以外にも、管理料や調剤技術料によって決められています。
ただどれもが公的に値段だ定められているので、薬局が好き勝手に値段を決めることはできません。
その中でも違いのが調剤技術料です。
こちらはスマホの基本使用料のようなものですが、院内薬局の場合には安く設定されており、院外の小さな個人薬局だと高く設定されています。
この理由としては院内薬局や病院のそばにある門前薬局の場合には、集客が認められやすいのでその分単価が安くなっています。
逆に院外の小さな個人薬局の場合には昔ながらのお客さんも多く、かかりつけの薬局として利用をしている人も多いです。
その場合に利益が上がりやすいように、調剤技術料が高くなっています。
処方箋は誰が書くの？のまとめ
処方箋ですが、医師が書くと法律で定められています。
なので代筆などもできません。
そして処方箋と言っても色々な種類があり、それに加えて値段も違っています。
ぜひ正しく処方箋を使って、薬を買うようにしてくださいね。