薬を買う際に欠かせないのが処方箋ですよね。
処方箋を薬局に行って薬を買うことは多いと思いますが、処方箋の内容ってあまりよく見ないですよね。
処方箋に書かれている、分1や分3といった内容などういう意味なのでしょうか?
ここではそんな処方箋について解説していきます!
処方箋の分1 分3とは何?解説します

処方箋には様々な薬の情報が書かれています。
その内容を薬剤師が確認をし、調剤をして患者に渡しているのですね。
そんな処方箋には分1や分3などということが書かれていることがあります。
あまり聞き覚えのない言葉ですが、この意味は何なのでしょうか?
結論から言えば、薬を分けて飲む回数になります。
詳しく解説していきます。
処方箋の分1や分3ですが、薬を分けて飲む回数となっています。
例えば、処方箋に「カロナール錠(200) 3錠 分3 朝昼夕食後」などと、書かれているとします。
その場合にはカロナール錠(200)3錠を、朝昼夕食後に3回に分けて飲みなさいという意味になります。
つまり毎食後という意味ですね。
他にも「デパス錠(0.5) 2錠 分1 就寝前」などとあったら、こちらはデパス錠(0.5)2錠を1回で就寝前に飲みなさいという意味になります。
ちょっと迷うのは、例えば薬4錠を分2という風になっている場合です。
この場合は変に1と3などで分けるのではなく、指定された時間で2と2で分ければOKです。
このような飲み方ですが、基本的には薬局でもらう薬の説明書にわかりやすく記されています。
もしわからないことがあったら薬剤師に聞けば、色々と教えてくれますよ。
処方箋の略語について
処方箋ですが、他にもたくさんの略語のようなものが書かれていることがあります。
それらについても紹介していきましょう。
T
薬の後に1Tや2Tなどが書かれている場合があります。
こちらはTabletとの略であり、錠という意味になります。
なのでTの前に書かれている数字の分だけ錠剤を飲めば大丈夫です。
C
同様に薬の前にCが書かれていることもあります。
この場合にはCapsuleの略となっており、カプセルを意味します。
なのでCの前に書かれている分だけ錠剤を飲めば大丈夫ということですね。
TD
7TDなどとも書かれていることがあります。
こちらはドイツ語でTageDosenの意味になり、日数になります。
なので7TDで7日分ということですね。
n.d.E v.d.E z.d.E
n.d.Eの場合には食後、v.d.Eは食前、z.d.Eは食間であり、
これもそれぞれドイツ語となっています。
処方箋で見ることは少ないですが、カルテには書かれていることもあります。
このようなことから例えば「カロナール(200) 3T n.d.E 7TD」といった場合には、カロナール(200)を毎食後に1錠、7日分といった内容になるわけです。
ここまで来ると、素人ではなかなか読み解くことができないですね。
薬を飲み忘れた!その後に一気に飲んでいい?

薬ですが分1や分2は1回や2回に分けて飲むという意味になります。
ただそのような分けて飲む場合、ついつい薬を飲み忘れてしまうことはあると思います。
その場合、次の飲むタイミングで、飲み忘れた分をまとめて飲むのは良いのでしょうか?
結論から言えば、いけません。
詳しく解説していきます。
薬を飲み忘れた場合ですが、その回は飛ばして、次の飲むタイミングでも通常通りに飲むようにしましょう。
よほど強い薬でなければ1回飛ばしたぐらいで体に大きな影響があるわけではありません。
それよりもその後にまとめて飲む方が危険です。
薬の飲み過ぎですが、一度に飲むとその分だけ副作用のリスクが高まります。
また他にも薬を飲んでいる場合には飲み合わせについても考えなくてはなりません。
一度に薬を飲んだことによって、他の薬の効果が小さくなったり、逆に聞きすぎてしまって体に悪影響を与えることがあります。
薬の飲み過ぎですが、場合によっては命に関わる危険性もあります。
薬の過剰摂取によって体調を崩す、命の危険性になることをオーバードーズと言い最近話題になっています。
日頃から多く薬を摂取している高齢者はもちろんのこと、若い方が意図的に薬を過剰摂取してオーバードーズを引き起こすことも問題です。
薬の反対はリスクと言ったように、薬を飲む際にはリスクは必ずつきまといます。
なので、薬剤師に指示された薬の用法用量をしっかり守った上で服用するようにしましょう。
その上で、お薬手帳やメモなどでしっかり薬を記録することも大切です。
そして聞かないからと言って薬をむやみに飲むのではなく、必ず医師や薬剤師に相談をした上で、薬は飲むようにしてくださいね。
処方箋の分1 分3とは何?解説しますのまとめ
処方箋の分1や分3ですが、こちらは薬を分けて飲むという意味になります。
なので指示をされた薬の回数でしっかり分けて飲むようにしましょう。
処方箋以外にも、薬剤師から処方される薬にもわかりやすく記載があるので、そちらを参考にするのも良いでしょう。
薬ですが、飲み忘れたからと言って後でまとめて飲むのも危険です。
しっかり用法用量を守った上で薬を服用し、わからないことがあったら医師や薬剤師に相談するようにしてくださいね。