生活に欠かせないお店といえば薬局ですよね。
病院に行った際には処方箋が発行されるので、薬局で薬をもらうことができます。
ただ処方箋に書かれた薬ですが、全部はいらないということはありますよね。
この場合、薬局でいらない薬は断ることはできるのでしょうか?
ここでは処方箋薬局でいらない薬を断ることができるかについて解説していきます!
処方箋薬局でいらない薬を断ることはできる?

薬ですが、処方箋が必要な物に関しては薬局で薬剤師から購入をする必要があります。
逆に処方箋がいらない薬は第二類医薬品や第三類医薬品と呼ばれ、ドラッグストアなどでも購入することは可能です。
ただその場合でも薬剤師ではなく、登録販売者から購入をしなければなりません。
基本的に医師から処方される薬は処方箋が必要な物です。
この処方箋を薬局に持っていけば薬を購入することはできるのですが、いらない薬を断ることはできるのでしょうか?
結論から言えば、原則はできません。
詳しく解説していきます。
まず患者からしたら、医師から出された薬が全部は必要ないということはよくありますよね。
その場合、薬局でこの薬だけ欲しいと言えたら便利です。
しかし、実はこのようなことは薬剤師法で禁止されています。
薬剤師法第23条には以下のようなことが定められています。
薬剤師は、医師、歯科医師又は獣医師の処方箋によらなければ、販売又は授与の目的で調剤してはならない
つまり薬剤師は処方箋のままに調剤をしなければならないということですね。
なので患者都合でいらないと言われても、その通りには対応することはできません。
しかし、こちらですが、以下のような条文も加えられています。
薬剤師は、処方箋に記載された医薬品につき、その処方箋を交付した医師、歯科医師又は獣医師の同意をえた場合を除く他、これを変更して調剤してはならない
こちらも基本的には処方箋通りに調剤をするということが書かれています。
ただ医師、歯科医師、または獣医師の同意を得た場合には変更をしてもよいとあります。
つまり薬剤師がそれらの人に確認をして同意を得られれば、断ったり変更ができたりするということですね。
こちらですが、薬剤師が疑義照会を行うために必要な条文となっています。
疑義照会とは、薬剤師の義務です。
医師らが発行した処方箋ですが、当然医師らも人間ですから間違いなどはあり得ます。
その他にも患者のアレルギーだったり、飲み合わせの問題などもあり、それらを確認した上で薬は提供されています。
ですので、効き目が悪かった、副作用があったなどを伝えれば、薬剤師が確認をしてくれてその上で薬を断ることはできます。
ですが、こちらですが、結局薬剤師が病院に連絡して伝えるなど、手間になってしまいます。
単純にいらないからなどになると、薬局で待たされる時間も増えるでしょう。
例外的に減数調剤に関しては疑義照会なしでも可能となっています。
こちらは処方箋に書かれた薬が家に余っており、処方箋に減数調剤許可などの旨が書かれている場合、薬剤師は患者に話を聞いた上で減数して調剤をすることは可能です。
しかし、結局薬でいらないということがあったら、診察を受けた際にその場でその旨を伝えた方がよっぽど楽ですしスムーズです。
あくまでも薬局では処方箋に書かれた薬を受け取ることにしたほうが良いですよ。
処方箋について詳しく解説!

このように薬をもらう上で処方箋は欠かせない物です。
この処方箋について詳しく解説をしていきます。
まず処方箋ですが、上記のように医師が提供する薬を買うためには必ず必要となっています。
そして処方箋を使うことで以下のようなメリットがあります。
患者が薬を確認できる
処方箋には薬の種類や飲み方などが記載されています。
それを確認することで、まず患者本人が薬を確かめることができます。
また飲み方などの再確認も可能となっています。
薬剤師が薬の確認ができる
そして処方箋を通じて薬剤師が薬の確認をすることができます。
過去の薬、今飲んでる薬などとも確認ができるので、調剤ミスや飲み合わせ、アレルギーの有無なども医師以上の確認ができます。
またこの際に何かあったら疑義照会で薬剤師は医師に確認をします。
文書として記録が残る
薬というのは非常に大切な情報です。
また適切な医療を受けるためにも欠かすことはできません。
そのような適切な医療を受けるためにも、処方箋で薬の記録を残すということはとても大切です。
患者が薬局を選ぶことができる
処方箋があることによって患者がどこでも薬局を選ぶことができます。
多くの場合には病院近くの調剤薬局ですが、もちろんそれ以外にもドラッグストアなどで調剤をしてもらって良いです。
このように適切な医療を受けるためには処方箋はとても大切なのですね。
処方箋薬局でいらない薬を断ることはできる?のまとめ
処方箋薬局ですが、いらない薬を断ることは原則できません。
もし断りたいと思ったら、薬剤師にその旨を伝えて疑義照会をしてもらう必要があります。
ただそれをするなら、医師に直接いらない薬があることを伝えたほうが、スムーズです。
処方箋は適切な医療を受けるためには欠かせない物です。
なので医師の発行の時点で、できるだけ情報を伝えて正しく発行してもらうようにしましょう。