事務の仕事に就きたいと考えている人は多いでしょう。
その中でも調剤薬局事務は人気の仕事であり、やってみたいと思っている人もいますよね。
しかし調剤薬局事務ですが入力ミスなどはあるのでしょうか?
またその場合、ミスの責任はどうなるのでしょうか?
ここでは調剤薬局事務の入力ミスについて解説していきます!
調剤薬局事務の入力ミスはありますか?ミスの責任はどうなる?
調剤薬局事務はその名の通り調剤薬局で働く事務のことです。
普通の事務というと、事務室で経理などを担当することが多いですよね。
しかし調剤薬局事務の場合には、会計や処方箋入力、レセプト請求などその仕事は多岐にわたります。
専門的な仕事が多くて大変ですが、その分やりがいがある仕事と言えるでしょう。
そんな調剤薬局事務ですが、入力ミスはあるのでしょうか?
結論から言えば、あります。
詳しく解説していきます。
調剤薬局事務ですが入力ミスは残念ながらあります。
どんな仕事でも人の手が介している以上、ヒューマンエラーはあります。
そして調剤薬局事務ですが、多いのが処方箋の入力ミスです。
調剤薬局では処方箋を出さなければ当然薬を貰うことはできませんよね。
また、処方箋から薬剤師が直接調剤をするわけではありません。
まずは調剤薬局事務がパソコンに打ち込み、そこから調剤がされることが多いです。
その際に入力ミスがあると、以下のような事例が発生します。
調剤ミス
入力までは調剤薬局事務の仕事となっていますが、そこからは薬剤師が調剤を行います。
そしてその際に入力ミスがあると当然間違った薬を用意してしまうことになります。
薬局によってはダブルチェックなどをルール付けているところも多いですが、それも法律上の義務ではありません。
どうしても忙しくなると、これらのチェックがなおざりになってしまい、間違ったまま患者さんに渡してしまうことがあります。
これはれっきとした医療ミスであり、薬局の責任となっていまいます。
レセプト請求ミス
調剤薬局事務に限らず医療事務の大きな仕事にレセプト請求があります。
こちらは保険者に医療費を請求できる仕組みです。
通常、医療費は保険によって3割負担となっていますよね。
ただ医療機関は残りの医療費を保険者に請求することができます。
ですがこちらもパソコンへの入力を元に請求が行われますので、もち入力ミスがあったらレセプト不備になってしまいます。
その結果、医療費に対して過払いや未払いが発生することがあります。
このように調剤薬局事務では入力ミスによる事例が発生することがあります。
この場合、責任はどうなるのでしょうか?
結論から言えば、薬剤師や調剤薬局事務の上司となります。
調剤ミスの場合、例え調剤薬局事務の入力ミスで誤った薬を渡しても薬剤師の責任です。
最終的に薬を確認し渡すのは薬剤師の仕事であり、そこでミスに気づけないのは薬剤師の職務怠慢となります。
レセプト請求に関しては事務の責任となりますが、それでも最終チェックなどは上司がやるべきです。
結局のところ、調剤薬局の長の責任となりますので、必要以上に責任を感じる必要はないでしょう。
もちろん再発防止でしっかりと対策はするべきですが。
入力ミスが発覚したからといって調剤薬局事務がすぐにクビになることはありませんので、安心してくださいね。
調剤薬局事務の入力ミスを減らすにはどうしたらいい?
調剤薬局事務ですが、とは言っても入力ミスはやはりするべきではありません。
調剤薬局事務の入力ミスを減らすには以下のようは仕組みや方法を考えることが大切です。
ダブルチェック体制を整える
上記のように、薬局によってはダブルチェック体制が整えられていることがあります。
どんなに忙しくても必ず確認の目を入れることによって、処方ミスを減らしたり、レセプト請求ミスを減らすことができます。
ただダブルチェックをするには人員も必要になります。
もしダブルチェックをする暇もないほどキツキツの仕事でしたら、そもそも人員が足りていないので増員を提案するのも良いでしょう。
基礎知識をつける
調剤薬局事務の仕事をしていると薬に触れ合う機会が多くなります。
それらの最終責任は薬剤師にあるにしても、薬に関する基礎知識を持っているだけでミスは減らすことができます。
それらの知識は日常生活でも役に立ちますし、せっかく薬のプロである薬剤師がいるのですから学びやすい環境でしょう。
調剤薬局事務に関する資格でも基礎知識をつけることができるので、それらの知識をつけてミスを減らすようにしましょう。
このように調剤薬局事務ですが入力ミスを減らす方法はあります。
しっかり仕事について考えて、自分でできることをしましょうね。
調剤薬局事務の入力ミスはありますか?ミスの責任はどうなる?のまとめ
調剤薬局事務ですが入力ミスがあります。
調剤薬局事務が入力ミスをすることで調剤ミスやレセプト請求ミスなどの事例が発生します。
それらの責任や薬剤師や調剤薬局の長になるので、必要以上に責任を感じることはありません。
しかしそれでも調剤薬局事務の入力ミスを減らすにはいくつか方法があるので、それらを行って対策をするようにしましょう。
そしてミスなく確実に仕事をするようにしてくださいね。