鍼灸のプロフェッショナルといえば鍼灸師ですね。
鍼灸師は様々な場所で働くことができますが、
その中で実務経験証明書が必要になることはご存知でしょうか?
鍼灸師として働いている人でもこちらについてはいまいちわかっていない人も多いです。
ここではそんな鍼灸師の実務経験証明書について解説していきます!
鍼灸師の実務経験証明書について詳しく解説します

鍼灸師は国家資格を持った資格職です。
正確には鍼灸師という資格はなく、鍼師と灸師のそれぞれの資格を持った人のことを指します。
これらは範囲が被っているのと、同時取得が可能ということで、2つの資格を持った人が鍼灸師として呼ばれています。
そして鍼灸師が主に働く場所としては鍼灸院や病院が挙げられます。
ただ場所によっては実務経験証明書が必要になることがあります。
そちらについて詳しく解説していきます。
鍼灸師ですが一般的な職場としては上記のような鍼灸院が挙げられます。
しかし最近は高齢者施設などでも働く鍼灸師も増えています。
鍼灸は東洋医学発祥の医療であり、体の負担が小さくなっています。
またアレルギーや薬の飲み合わせなども考える必要がなく、薬の服用が多い高齢者にとっても適した治療となっています。
そのような背景から高齢者施設で常勤として鍼灸の治療を行う鍼灸師も多いです。
そして高齢者施設で働く場合に多いのが、機能訓練指導員を鍼灸師が兼務することです。
機能訓練指導員は平成30年度に法改正によって追加された新たな役職です。
こちらは介護施設で行われているようなリハビリ業務に対して、鍼灸師も同様に行えるという役職になっています。
そうすることで介護士の負担を和らげ、介護業界の人手不足を緩和させようという狙いがあります。
ただこのような機能訓練指導員は鍼灸師としてだったら誰でもできるわけではありません。
その条件としては「柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師などの鍼灸師以外の機能訓練指導員がいる事業所で実務経験を積むこと」があります。
そのような条件の事業所で6ヶ月ほどの実務経験を積むことで、機能訓練指導員として業務をすることができます。
この実務経験証明書ですが、
日本鍼灸師会のホームページからフォーマットをダウンロードすることができます。
内容を見てわかる通り、細かい業務については定められておらず、実務経験の日数や内容に関しては施設管理者の裁量に定められています。
ですので期間を満たして、機能訓練指導員の素養が満たされていると判断されれば、試験などはなしに証明書はもらうことができます。
機能訓練指導員として業務をすることができるだけで、介護施設の中では非常に重宝をされます。
ぜひ取得が目指せるのなら鍼灸師として勤務をしながら、取得を目指してみてくださいね。
機能訓練指導員の仕事について詳しく解説!

そんな鍼灸師もすることができる機能訓練指導員ですが、どのような仕事なのでしょうか?
続いて機能訓練指導員の仕事について詳しく解説します。
機能訓練計画所の作成
リハビリを含めた機能訓練ですが、やみくもに行われるわけではありません。
まずは一人一人に合わせた機能訓練についての計画書を作る必要があります。
こちらですが、作成の際には3ヶ月に1回、訓練の進捗状態や入居者の状態に合わせて、
計画書を見直す必要があります。
そうすることで入居者の状態に合わせた最適の機能訓練を行うことができます。
また情報を共有することで、間違いを起こさないようにします。
リハビリの実施
機能訓練指導員は実際にリハビリ業務を行います。
個別リハビリや集団リハビリを行うことで、入居者の身体能力の維持、向上に努めます。
その際にも機能訓練計画書に合わせてそれらを行う必要があり、入居者の状態や体力に合わせて負担がかかりすぎないように行う必要があります。
このように機能訓練指導員は主に高齢者施設でリハビリのサポートを行います。
ちなみに機能訓練指導員は鍼灸師以外にも以下の職種が行うことができます。
・看護師
・准看護師
・理学療法士
・作業療法士
・言語聴覚士
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師
どれも国家資格であり、それぞれが専門分野でのプロフェッショナルとなっています。
ただ上記のような6ヶ月の実務訓練に関しては、必要なのは鍼灸師だけとなってます。
それ以外の資格の場合には、
実務経験なしにそのまま機能訓練指導員の業務を行うことができます。
鍼灸師として機能訓練をする場合、筋肉のコリやハリなどの観点からもリバビリを見ることができます。
同じ機能訓練指導員でもそれぞれがプロフェッショナルとして、入居者を支えることが可能です。
ぜひ鍼灸師として機能訓練指導員の業務をうまく行ってくださいね。
鍼灸師の実務経験証明書について詳しく解説しますのまとめ
鍼灸師の実務経験証明書ですが、高齢者施設などで機能訓練指導員として業務をする場合に必要になります。
その場合、半年の実務経験が必要であり、実務経験証明書を取得する必要があります。
ただ細かい規定などはないので、期間の経験をしたらあとは管理者の裁量で発行してもらえます。
機能訓練指導員は高齢者施設でも重要な役割です。
ぜひ鍼灸師でも取得を目指してくださいね。