助産師の離職率について解説します

  • 2024-11-19
  • 2024-11-19
  • 生活

産科に欠かせない存在といえば助産師ですよね。

助産師は出産前からその後まで様々な形で妊婦をサポートし、安全な出産を行うためには必要不可欠です。

ただそんな助産師ですが離職率についても気になりますね。

ここでは助産師の離職率について解説をしていきます。

助産師の離職率について解説します

助産師は医療機関や保健所、助産院などに勤務をしています。

出産前の検診から出産の補助、出産後の検診まで様々な形で妊婦、そして赤ちゃんと関わります。

そんな出産に欠かせない存在である助産師に憧れているという人も多いでしょう。

ただ助産師ですが決して楽な仕事ではありません。

そのため助産師の離職率について気になりますね。

結論から言えば、助産師の離職率は例年10%ほどとなっています。

詳しく解説をしていきます。

助産師単体の離職率という形は残念ながら好評されていませんでした。

しかし看護師の場合例年離職率は10%となっています。

助産師は看護師資格を持っていないと助産師資格を取ることができません。

なのでこの数字の中に含まれており、助産師も大体このぐらいと予想することができます。

助産師が辞める理由

助産師ですが、やめる理由としては以下のことが考えられます。

辛い出産もある

助産師になる方の多くが赤ちゃんが好き、出産の現場が好きという人でしょう。

実際無事に出産が終わった後は分娩室は祝福の言葉で溢れて幸せですね。

しかし残念ながら全てがそうではありません。

出産の中には死産や流産、また望まれぬ赤ちゃんなども残念ながらいるのも事実です。

また助産師は中絶に立ち会う必要も時にはあります。

そのような理想とのギャップは精神に大きな負担がかかります。

赤ちゃんが好き、出産現場が好きだからこそ、助産師を離職するという人はどうしてもいます。

激務である

助産師ですが非常にハードな仕事です。

出産が続けば休まず対応をする必要がありますし、夜間や休日でも緊急での呼び出し対応をすることもあります。

なかなか自分の時間を作ることもできず、シフト制ですので友人とも予定を合わせづらいです。

いくら仕事が好きであっても、プライベートとのバランスは大切です。

そのような事情から離職をしてしまう人はいます。

仕事のプレッシャーが大きい

出産現場というのは命の最前線でもあります。

特に緊急搬送などで運ばれてきた妊婦の場合にはそのプレッシャーも大きくなります。

そしてその場合には予期せぬ出来事も起こることが多く、助産師はそれに対して臨機応変に対応をする必要があります。

そのような仕事のプレッシャーもまたメンタルを崩しやすいです。

また助産師は平均年収が550万円ほどであり、女性の中では高給与の職となります。

しかしその給与に対しても仕事のプレッシャーが割に合わないと感じる人も多いです。

職場の人間関係が辛い

職場の人間関係というのはいつでも離職理由の上位に上がります。

そしてそれは助産師も例外ではありません。

産科はただでさえ女性が多い職場の中でも特に女性が多いです。

最近では男性看護師の存在も増えており、大きな病院だと科によっては複数人の男性看護師がいることも多いです。

しかし助産師がいる産科というのは医師以外はほぼ女性です。

もともと助産師は女性しかなることができないため必然的にそうなってしまうのですが、ほぼ女性の職場だと人間関係で悩んでしまうことも多いです。

需要が高い

助産師ですが非常に需要が高い職業となっています。

そのため経験が多い助産師は引く手数多であり、好条件で募集をしていることも多いです。

また助産師ですが助産院を開院することも可能です。

助産師は貴重な資格職だからこそ離職がしやすいのも要因となっています。

このように助産師ですが離職率はそれなりに高く、その理由としては様々なことが挙げられます。

助産師のやりがいを紹介!

ただ助産師ですがやりがいが多いのも事実です。

続いて助産師のやりがいも紹介していきます。

命の誕生に立ち会える

やはり助産師を行っている人の多くが命の誕生に立ち会える瞬間が好きだからです。

辛いことが多くてもこの瞬間を迎えるだけで疲れが吹っ飛ぶほど、命の誕生の瞬間は感動にあふれています。

それはある意味、究極のやりがいとも言えますね。

収入が高い

助産師は収入面でも大きいです。

上記の通り助産師は平均年収が550万円であり女性の中では高いです。

そして日本全国どこでも働くことができ、場所によってはさらに年収が高い地域もあります。

経験を積めば積むほど重宝されるので長く働けるのも大きな特徴です。

このような点からも助産師のやりがいを感じる人も多いです。

赤ちゃんの経過が追える

赤ちゃんがお腹の中にいる時から経過を追うことができるのも助産師の良いところです。

胎児の頃から生まれて出産後の検診まで行う病院は多く、成長を見ることができるのは嬉しいですね。

助産師の離職率について解説しますのまとめ

助産師ですが離職率は例年10%ほどとなっています。

そして助産師が離職する理由は様々ですが、赤ちゃんや出産現場が好きだからこそ辛さを感じる時もあります。

しかしその分やりがいを感じることも多いです。

将来、助産師になりたいと考えている場合には、これらの現実を理解した上で考えるようにしてくださいね。