今社会に必要な職業としては介護福祉士が挙げられますね。
介護福祉士は介護施設で働く介護士のことを指し、高齢者の身体介護やケアを行います。
日本は少子高齢化社会となっており、介護は大きな問題になっています。
だからこそ介護福祉士は必要な職業であり、目指したいと思っている人も多いでしょう。
そんな介護福祉士ですがいつから名乗れるかって気になりますよね。
ここでは介護福祉士について解説をしていきます!
介護福祉士はいつから名乗れる?
介護福祉士は介護業界の中では唯一の国家資格となっています。
介護福祉士になるためにはいくつかのルートがあるのですが、結局国家試験を受ける必要があります。
この国家試験に合格をすることでやっと介護福祉士になれるということですね。
ということは介護福祉士は国家試験に合格をした時点で名乗れるのでしょうか?
結論から言えば、実は違います。
介護福祉士ですが国家試験に合格後、登録申請を行ってやっと名乗ることができます。
詳しく解説していきます。
介護福祉士の国家試験は例年2月にあります。
そして3月末に合格発表が行われるのですが、そこで合格しただけでは介護福祉士と名乗ることができません。
国家試験に合格をしたら、公益財団法人社会福祉振興・試験センターに介護福祉士の登録業務を行う必要があります。
それではその手順を紹介していきます。
①試験の合格後を確認する
まずは介護福祉士の国家試験合格を確認します。
こちらは厚生労働省や試験センターのホームページ状で確認をすることができます。
また受験の申し込みをした際、記載をした住所に通知が届きます。
そして合格の場合には、合格証書と登録申請用紙がレターパックで届きます。
これらの用紙は大切なのでしっかり保存をしておきましょう。
もし合格にも関わらずこれらの用紙が届かない場合には、試験センターに問い合わせをするようにしてください。
②書類を用意する
登録申請用紙が届いたらさらに書類を用意します。
その書類は以下の通りです。
・登録申請用紙
・登録免許税9000円(収入印紙の原本)
・登録手数料3320円(振替払込受付証明書の原本)
・介護福祉士養成施設などの卒業証明書
・戸籍抄本の原本、本籍地記載の住民票の原本、戸籍の個人事項証明書の原本いずれか1通
これらを準備する必要があります。
登録申請用紙は合格なら届くのでそこに必要事項を記載しましょう。
郵便局などで収入印紙を買ったり、払込受付の証明書を貰えばOKです。
そして学校で卒業証明書、役所で住民票などを早めにもらっておくようにしましょう。
今はマイナンバーカードを使ってコンビニでも住民票を取得することもできますね。
③書類を提出する
書類が準備ができたら、すぐに公益財団法人社会福祉振興・試験センター提出するようにしましょう。
そして書類に不備がなければ大体1ヶ月ほどで登録証が自宅に届きます。
もしこちらも1ヶ月経っても届かない場合には、試験センターに問い合わせをするようにしてください。
このように介護福祉士ですが、登録申請を行わないと業務を行うことはできません。
この登録申請の期日はないですが、結局行わないと仕事にならないので、合格後には早めに手続きをするようにしてください。
もし合格後に届く登録申請用紙を失くしてしまった場合ですが、この場合には支線センターに再度請求をしなくてはなりません。
その場合には以下のことを記載した用紙を入れる必要があります。
・添付先の郵便番号と住所
・氏名
・生年月日
・電話番号
・請求理由
・介護福祉士の国家試験に合格、養成学校の卒業年
これらのことを記載し、封筒には「登録申請書請求」と記載しておきましょう。
この用紙がなくてはどうしようもないので失くさないようにして、万が一の時にはすぐに請求するようにしましょう。
介護福祉士の登録証は再発行できる?
介護福祉士ですがこのように登録申請をすることで登録証が届きます。
こちらですが自分が介護福祉士と証明する大切な書類となっています。
しかし、もしこの登録証を紛失したり破損をしてしまった場合、
再発行をすることはできるのでしょうか?
結論から言えばできます。
詳しく解説していきます。
介護福祉士の登録証ですが、再発行は可能です。
その場合にはこちらの申請用紙を試験センターに提出をすればOKです。
それに加えて以下の書類を用意します。
・登録証再交付申請書
・戸籍抄本の原本、本籍地記載の住民票の原本、戸籍の個人事項証明書の原本いずれか1通
・貼り付け用紙
・再交付手数料1200円(振替払込受付証明書の原本)
・登録証の原本(再交付理由が破損の場合)
これらを準備したら速やかに試験センターに提出しましょう。
また結婚や離婚などにより氏名が変更した場合にも変更申請を行います。
こちらも同様の場所から申請書をダウンロードできるので、あとは同じように提出しましょう。
これらの手続きを忘れないようにして、登録に不備がないようにしてくださいね。
介護福祉士はいつから名乗れる?のまとめ
介護福祉士は国家試験に合格をしただけでは名乗ることはできません。
合格後に届く登録申請用紙を使って申請をする必要があります。
これを行わなければ介護福祉士の業務はできないので早急に行うようにしましょう。
また登録申請書は再交付や変更もできるので、必要に応じてすぐに行ってください。
しっかりと登録を行なった上で介護福祉士の業務をするようにしてくださいね。