医療事務の「調基」とは?詳しく解説します

  • 2024-12-12
  • 2024-12-12
  • 生活

病院には様々な職員がいます。

その中でも会計や案内などを行う職員が医療事務ですね。

医療事務は病院にはなくてはならない存在であり、様々な専門知識も必要とします。

そんな医療事務ですが「調基」とは一体なんなのでしょうか?

ここでは医療事務の調基について解説していきます

医療事務の「調基」とは?詳しく解説します

医療事務は病院会計や薬局会計など、医療機関での事務作業をする職員を指します。

大きな病院になると総務や労務などの人材も医療事務になるのですが、一般的なイメージとしては会計作業を行う職員のことを医療事務と考えます。

また医療事務は病院の顔として最初に患者の目に触れることが多いです。

挨拶や笑顔など丁寧な接遇を心がける必要があり、医療機関には欠かせない存在となっています。

そんな医療事務ですが、診療報酬に基づいて会計が行われます。

診療報酬には様々な項目があるのですがその中でも「調基」とは一体なんなのでしょうか?

結論から言えば調基とは調剤基本料のことを指します。

詳しく解説をします。

医師が処方箋を発行し、その処方箋を用いて薬局で薬を買う場合には、以下の要素によって会計が決められます。

調剤技術料

まず基本となるのが調剤技術料です。

こちらですがさらに以下の項目に分かれています。

調剤基本料

調剤基本料は薬局の設備や機器などの資料に対する点数になっています。

薬を保管するためには専用器具などが必要になりますから、

それらを使用するための料金ですね。

薬剤調整料

こちらは薬を調剤するそのものの料金になりますね。

調剤や薬剤師のみができますから専門家への依頼料と考えても良いでしょう。

各種加算料

錠剤であったものを粉状にするなど、違った加工をする際の加算量です。

なのでこちらは加算されないことがあります。

薬学管理料

調剤管理料

こちらは処方された薬が適切かどうかを確かめる際の点数です。

処方された薬が間違っていたり、副作用のリスクがあると大変です。

これらを防ぐために薬剤師は様々な情報を照らし合わせ薬が合っているかを確かめます。

服薬管理指導料

こちらは薬の管理に対する点数です。

服薬する際の指導も含めて適切に薬を飲んでもらうように指導をします。

薬剤量

こちらは薬そのものの料金です。

薬の値段というのは薬科基準で定められています。

特定保険医療材料料

こちらは特別な薬や在宅医療で使われる際の治療にかかる料金です。

輸液であったり、糖尿病治療のインスリンなどが該当し、これらは特定保険医療材料料として加算をされます。

調基を含めてこれらの点数が合わさって薬局の会計になります。

点数は1点が10円で換算されます。

明細書にはこれらの内訳がしっかり書かれているはずですので、気になるようならぜひ見てみましょう。

医療事務ではこれらに基づいた上で会計を行なっているというわけですね。

調基が薬局によって違うって本当?

上記のように調基は調剤基本料のことであり、調剤報酬に加算がされます。

しかしこの調基ですが実は薬局によって違うというのは本当なのでしょうか?

結論から言えば本当です。

詳しく解説をしていきます。

調基ですがいくつか種類があり、これらは薬局によって異なっています。

調剤基本料1

まずは調剤基本料1です。

こちらは42点となっており、調基の中でも最も高くなっています。

そしてこれらが適応されるのは街中にある小さな個人経営の薬局です。

調剤基本料2

続いて調剤基本料2です。

こちらは26点となっており、病院の前にある薬局が該当します。

ちなみに病院の目の前にある薬局は門前薬局と呼ばれます。

調剤基本料3 イ/ロ/ハ

調剤基本料3もあり、こちらはさらにイ/ロ/ハに分かれます。

イ/ロ/ハの点数はそれぞれ、21点、16点、32点となっています。

調剤基本料3はチェーンの薬局が該当します。

そしてチェーンの薬局でも規模によってさらに種類が分けられるというわけですね。

特別調剤基本料

こちらは病院内に薬局がある場合に該当をされます。

この場合の調基としては7点となっており、最も安くなっています。

このような調基の違いですが、これらは薬局に求められる役割から変わってきます。

例えば最も調基が高いのは街中にある小さな薬局です。

こちらの場合には地域に根ざした薬局として貢献をしていると考えられます。

なので調基も高くなっています。

一方門前薬局や病院内薬局の場合にはたくさんの患者にそのまま利用されます。

そのため調基を下げてバランスを取っています。

このように調基にも様々な種類がありそれによって点数も変わってきます。

医療事務でしたらこれらの知識も知っておきたいところですね。

医療事務の「調基」とは?詳しく解説しますのまとめ

医療事務の調基とは調剤基本料のことを指します。

調剤報酬にはこの調基を含めた調剤技術料の他にも、薬剤管理料、薬剤料などがありそれらが合算して会計が決められます。

明細書にはこれらの内訳が書かれているのでぜひチェックをしてみてください。

また調基ですがいくつかの種類に分けられ、そちらでも点数が違います。

医療事務としてこれらの知識を持った上で、正確に会計をするようにしてくださいね。