医療現場では様々な仕事がありますね。
それぞれがプロフェッショナルとして業務を行い、傷病者の命を救うために奔走をしています。
そんな医療従事者の中でも命の最前線が救急救命士ですね。
この救急救命士ですが看護師の免許があれば試験は免除されるのでしょうか?
ここでは救急救命士と看護師免許について解説をしていきます!
救急救命士になるのに看護師免許があれば試験が免除される?

救急救命士は消防署や病院などに所属をして、救急現場にて対応をする仕事です。
主には救急車の中で業務をすることが許されており、救急車の中限定で医療行為が許されています。
一方看護師は私たちに一番身近な医療職かもしれませんね。
病院やクリニック、保健所、高齢者施設など、看護師の働く場所はたくさんあります。
そのような場所で医師の指示のもとに処置を行なったり、患者の対応をするのが看護師の仕事です。
このように救急救命士と看護師ですが、同じ医療職としてもその役割は違います。
では救急救命士になるのに看護師免許があれば試験は免除されるのでしょうか?
結論から言えば、されます。
詳しく解説をしていきます。
まず救急救命士ですがなるのには、専門のカリキュラムが組まれた大学や専門学校に通う必要があります。
そこで2年以上かけて必要単位を取得をすることで、国家試験の受験資格を得られるのでそれに合格することで救急救命士になれます。
救急救命士の国家試験は年に1回です。
合格率ですが例年80%以上となっているので、しっかり勉強をしていれば比較的難しくはないと言えるでしょう。
しかし救急救命士になるためのルートはそれだけではありません。
他のルートとしては消防士として実務経験を積む、看護師として実務経験を積むなどがあります。
なので看護師の国家資格を持ち病院で実務経験を組めば、勉強を免除で救急救命士の国家試験を受けることができます。
もちろん救急救命士の試験範囲ですので、看護師とは勝手が違うでしょう。
ただ経験や同じ医療職として知識なので勉強をすれば、比較的簡単に救急救命士の免許は取ることができるますよ。
看護師が救急救命士の資格を取るメリットはあるの?

このように看護師の国家資格を持っていれば救急救命士の資格は取りやすいです。
では実際に看護師が救急救命士の資格を取るメリットはあるのでしょうか?
結論から言えば、正直なところそこまでないです。
救急救命士ですが、実際のところできる業務は限られています。
AEDだったり心肺蘇生などは行うことができますが、これらは救急救命士ではなく一般人でもできます。
気道確保であったり、輸液、静脈路確保などもできますが、これらは医師の指示がなければすることはできません。
そしてできるとしても救急車内に限られています。
例え命の危機に瀕していたとしても、救急救命士が独断で医療行為をすることは認められていないということですね。
そして看護師の場合も同様です。
看護師の主な業務としては病院内になります。
一言で看護師と言ってもその業務は幅広いです。
病棟やオペ室などを担当する看護師もいれば、搬送されてくる救急車の対応をすることもあります。
救急対応の看護師の場合、医師の指示のもとに手早く医療処置をしていきます。
なのではっきり言ってやれる業務としては看護師の方が多いです。
もし救急の現場で働きたいと思うのならば、救急救命士でなくとも、総合病院の救急科に勤務をした方がよほどやることが多いです。
また病院から救急車が搬送される場合、患者の状態によっては医師と一緒に看護師が付き添って搭乗することもあります。
ですので看護師でも救急車での対応というのは経験することができます。
ちなみに救急救命士の資格を持っていても看護師と同じ業務をすることはできません。
また救急救命士から看護師を目指す場合には、単位が免除されていることはありません。
看護学校で必要単位を取って国家試験に臨む必要があります。
なのでそこまで看護師が救急救命士の資格を取るメリットはありません。
看護師が救急救命士の資格を取るメリット
ただ絶対にないとは言えず、看護師が救急救命士の資格を取るメリットとしては以下のことがあります。
第一現場で仕事ができる
救急救命士の場合、第一現場から病院に搬送をするまでが主な仕事場になります。
事故現場や災害現場など、とにかく最初の現場、現地で働きたいという場合には、救急救命士として働くと良いでしょう。
ダブルライセンスとして評価をされる
看護師と救急救命士はダブルライセンスとして持つことが可能です。
なのでこれらを持つことで、より救急の現場に精通をした看護師として評価をされる可能性があります。
救急救命士になるのに看護師免許があれば試験が免除される?のまとめ
救急救命士になる場合、看護師免許があれば単位は免除されます。
そして試験を受けるだけで救急救命士の資格は取得可能です。
ただ、正直言って看護師が救急救命士になることはあまり意味がありません。
救急救命士の方が看護師よりも業務範囲が限られますし、看護師として病院の救急科に勤務をした方がより必要な業務を行うことができます。
ですが、第一現場で働いたり、ダブルライセンスとして評価をされるなどのメリットはあります。
これらのことを理解した上で、救急救命士と看護師について考えてみてくださいね。