医療職には様々な仕事があります。
その中でも第一現場で活躍をし、主に救急車などで活躍をするのが救急救命士ですね。
命の最前線の現場ということで救急救命士に憧れている人もいるのではないでしょうか?
そんな救急救命士ですが採血はできないのでしょうか?
ここでは救急救命士の採血について解説をしていきます!
救急救命士は採血できない?

救急救命士は主に消防署や病院で勤務をしています。
そこで救急車の対応をしたり、実際に現場に向かって救急活動をするのが仕事です。
命の最前線であり、日々傷病者のために走り回ってくれています。
そんな救急救命士ですが採血ができないというのは本当でしょうか?
結論から言えば、本当です。
詳しく解説をしていきます。
採血ですが、こちらは診察の基本ですね。
患者の静脈に針を刺し血を抜き取りそれを検査することで、患者の体の状態を知ることができます。
ただ病院では当たり前にやるこちらの採血ですが救急救命士がやることはありませんし、法律的にもやることができません。
まず救急救命士ですができる仕事の範囲というのは法律でしっかりと定められています。
いくら傷病者のためを思った医療行為でも、その法律の範囲を超えていたら違法であり罰則が課せられてしまいます。
救急救命士ですが行えることですが、主には以下のことが挙げられます。
・医療器具を用いた気道確保
・心肺停止状態にある傷病者の輸液
・心肺停止状態にある患者へのエピネフリン、アドレナリン投与
・低血糖発作患者へのブドウ糖溶液投与
・心肺機能停止前の傷病者への静脈路確保と輸液
・自動式除細動機を用いた除細動
・胸骨圧迫
・圧迫止血
これらは救急救命士が行える業務の一部ではありますが、その中に採血は含まれていません。
救急救命士が採決できない理由
救急救命士が採血を行えない理由としては以下のことが挙げられます。
意味がないから
救急救命士ですがはっきり言って採血をすることに意味はありません。
まず救急救命士の主な仕事は第一現場や救急車となっています。
そしてそこで仮に採血をしたところで採血の結果を調べようがありません。
採血をしたらその血を特殊な医療機器を用いて成分を調べます。
それらはとても持ち運びができるものではありませんし、救急車にも積むことができません。
また結果が出るまでにも1時間近くかかります。
なので時間が勝負の救急救命士が採血をする意味が全くないのです。
それでしたら傷病者をすぐに病院に運んだほうが有意義です。
救急救命士の仕事ではないから
救急救命士ですが仕事としては傷病者の状態を悪化させずに病院に搬送させることが重要です。
なので状態を改善させるのは仕事ではありません。
傷病者の状態を改善させるには薬や検査、人手が必要になります。
狭い救急車の中では物品も限られるのでそれらは十分に行うことができません。
なので救命以外の業務は行うことができませんし、行う暇もありません。
このように救急救命士ですが採血をすることはできません。
ただ上記の仕事からも分かる通り、救急救命士は採血こそできませんが静脈穿刺をすることはできます。
そして穿刺をしたことでルートをつなぎ、命を救うために薬剤投与をすることは認められています。
採血はしなくても穿刺は救急救命士にとって必要な技術ということですね。
採血ができる医療職って何?

病院では当たり前に採血は行われますよね。
ただ救急救命士が採血ができないように、医療職によって採血ができるかできないかは細かく決められています。
そんな医療職の中で採血ができるのは以下の職種となっています。
医師
まず採血ですが当然医師もすることができます。
医療というのはチーム医療によって成り立っています。
これは医師がトップに立ち、それぞれ専門分野の医療従事者であるコメディカルに検査を依頼協力して、
医療を行うというものです。
そしてチーム医療のトップに立つ医師は当然全ての医療行為を行うことができます。
ただ採血は基本的な業務になりますので、医師自ら行うことは少ないです。
後述するコメディカルに任せてしまうことが多いです。
ただ動脈採血や髄液採取など、特殊な採血になる場合には医師しか行えません。
看護師
採血のイメージが一番あるのは看護師かもしれません。
看護師は医師のサポートを行うコメディカルであり採血は当然行うことができます。
臨床検査技師
臨床検査技師は採血や採尿などの検体の検査を行い、体の状態を知るスペシャリストですね。
そして臨床検査技師も採血をすることが可能です。
臨床検査技師が採血を行うか、看護師が行って検体を臨床検査技師に渡すかは病院によって違いますね。
このように医療職はたくさんありますが、採血をできるとなると意外と少ないです。
救急救命士は採血できない?のまとめ
救急救命士ですが採血はできません。
その理由としてはやる意味がなく、救急救命士の仕事からも外れているからです。
ただ採血はできなくても静脈穿刺をして決められた輸液や薬剤投与はすることができます。
採血ができる医療従事者としては、医師や看護師、臨床検査技師が挙げられます。
医療職の中でも採血ができるとなると意外と少ないです。
ぜひ救急救命士の仕事を理解した上で、目指してみてくださいね。