歯の健康って大事ですよね。
歯の健康を保つために歯科医院にいく人も多いですが、
そこには歯科医師に他にも歯科衛生士も働いています。
歯科衛生士も立派な医療従事者になるのですが、歯科衛生士の労働組合はあるのでしょうか?
ここでは歯科衛生士の労働組合について解説していきます。
歯科衛生士の労働組合ってあるの?

歯科衛生士ですが多くは歯科医院で働いています。
歯科衛生士の大体90%ほどが歯科医院で働いているとされており、あとはそれ以外にも保健所や高齢者施設、メーカーなどで働いている人がいます。
そんな大多数が歯科医院に勤めている歯科衛生士ですが、この場合労働組合というのはあるのでしょうか?
結論から言えば、ないことの方が多いです。
詳しく解説をしていきます。
労働組合というのは労働者が結成する組合のことです。
労働組合の結成というのは法律でも認可されており、労働組合が経営側と交渉をすることによって賃上げなどの労働環境の改善を要求できます。
大きな会社には労働組合はありますし、春闘やストライキなどがニュースになることもあります。
ただ歯科衛生士となるとなかなか厳しいです。
歯科衛生士はクリニックなどの歯科医院に働いていることがあります。
そのような勤務先ですと、労働環境というのは院長の裁量となっていることが多いです。
このような場合こそ労働組合が必要になることも多いのですが、
実際には以下のような理由で労働組合が作られないことが多いです。
人数が少ない
クリニックの場合、歯科衛生士はそう多くはありません。
その場合、歯科衛生士が団結して労働組合を作る必要がありません。
もし労働環境に不満があるのなら直接訴えた方が早いですからね。
またやはり交渉の権利が認められているとは言っても労働環境の話し合いというのは、なかなか難しいです。
場合によっては労働組合が原因で職場に居づらくなってしまうことも。
歯科医院の場合、経営者である院長との距離が近いからこそ、交渉がしにくいということもあります。
ストライキを起こしにくい
歯科衛生士に限らず医療従事者というのはストライキを起こしにくいです。
やはり困っている患者さんがいる以上、それを放っておくのは双方が困りますからね。
本来の場合、困っている人がいるからこそストライキの効果が高くなるのですが、どうしても協調性が高い日本人の場合、ストライキに二の足を踏んでしまいがちです。
その結果、労働組合の必要性がないので作られないということもあります。
転職をした方が早い
歯科衛生士は基本的には売り手市場となっています。
歯科医院の数も多いので歯科衛生士の募集が多く、条件に合わせて転職もしやすいです。
ですので労働環境が気に入らなくてそこで働いてるのが嫌な場合、はっきり言って労働組合を作るよりは転職をしてしまった方が早いです。
歯科衛生士がいなくなると歯科医院も回らなくなるので、賃上げをして人を募集する必要があります。
結果的にそれが歯科業界全体に良い影響を与えることが多いです。
交渉をする必要がない
ただ逆に経営者である歯科医師が近いからこそ、歯科衛生士が労働組合を作る必要がないということもあります。
従業員である歯科衛生士のためを思って、労働環境の改善や賃上げに積極的な経営者なら、
そもそも交渉も労働組合も必要ないです。
このように歯科衛生士ですが、労働組合があることは少ないです。
大きな病院であったり、公立病院の口腔外科に勤めている場合にはあることもあるのですが、歯科衛生士全体としては労働組合に所属をしている方が少数でしょう。
労働組合ですがやはりないよりはあったほうが良いです。
ぜひ労働環境について思うことがあるのなら、労働組合について考えてみてくださいね。
歯科衛生士が一人でも入れる労働組合はないの?

労働組合はあった方がいいですが、いざ作るとなるとかなり大変です。
賛同者を集め、活動費などの徴収、運営などそれらを行うのは大変ですよね。
なので、1から作るのではなく、歯科衛生士が一人でも入れる労働組合はないのでしょうか?
結論から言えばあります。
一人でも入れる労働組合はユニオンとも呼ばれています。
こちらは労働組合を作るほどの規模でもない人達が集まって、労働組合のように活動をすることができます。
このユニオンですが、歯科衛生士専門はないですが、医療従事者専門のものはあります。
こちらのユニオンでは加入をして組合費を払うことによって、労働環境の相談や共済の利用、また労働組合結成の手順などの紹介をしてくれます。
一人でも労働者としての権利も守れられるので安心ですね。
もし労働組合を作りたい、活用したいと思った場合には、まずはこのような形から始めるのも良いでしょう。
歯科衛生士の労働組合ってあるの?のまとめ
歯科衛生士ですが労働組合はないことが多いです。
それは歯科衛生士の多くは歯科医院に勤めており、その場合には人数が少なかったり、交渉する必要がないなどの理由があるからです。
ただ労働組合は労働者の権利ですし、ないよりはあった方が良いでしょう。
もし労働組合を利用したいという場合には、医療従事者のユニオンに加入をするという手もあります。
自分の労働環境を考えた上で、最適な方法を選んでくださいね。