臨床検査技師の勉強内容について解説します

  • 2025-01-27
  • 2025-01-27
  • 生活

病院には様々な医療職があります。

その中でも縁の下の力持ちとして大切なのが臨床検査技師ですよね。

この臨床検査技師に憧れているという人も多いでしょう。

そんな臨床検査技師ですが、なるためにはどのような勉強をするのでしょうか?

ここでは臨床検査技師の勉強内容について解説をしていきます!

臨床検査技師の勉強内容について解説します

臨床検査技師になるためには専門学校ないし大学に通う必要があります。

そこで必要な単位を取得し国家試験に合格をすることでやっと臨床検査技師になることが可能です。

そして臨床検査技師になるためには主に以下のような勉強をしていく必要があります。

医学概論

まず基礎的な内容として医学概論があります。

この科目は臨床検査技師に関わらず医療系でしたら学ぶ必修科目のような物です。

医学概論は医学とは何かを考える学問です。

生命倫理学や臨床倫理学、医学の成り立ちを学ぶことで、医療人として生きるための最低知識を学ぶことになります。

生命倫理学や臨床倫理学、医学の成り立ちを学ぶことで、医療人として生きるための最低知識を学ぶことになります。

解剖学

同様に臨床検査技師に関わらず必要なのが解剖学になります。

医療を扱う以上、人体の成り立ちについての知識をつけることは必要不可欠です。

特に現場においては知ってて当たり前の知識になりますので、しっかり覚える必要があります。

公衆衛生学

感染症や疫病の取り扱い、歴史などを学ぶのが公衆衛生学です。

人類は歴史の中で様々な病気と戦ってきました。

これはまさに今もそうですよね。

このような歴史の中で公衆衛生として得た知識を勉強することで、現代で人を、そして自分を守るようにします。

生化学

化学の中でも人体の機序を中心に学ぶ生化学は臨床検査技師の中でも特に大切です。

体の反応や病気時に体内の組織はどのように動くかを理解することによって、臨床検査技師としての検査の役割や意味を知ります。

臨床検査学

臨床検査学と一言で言ってもたくさんの種類があります。

病理や血液、画像や寄生虫などそれぞれで臨床に則した専門的な知識を学びます。

学生時には全般的に学ぶことになりますが、

研究や就職でより専門的にこれらを扱うことによってスペシャリストになることができます。

関係法規

臨床検査技師の勉強内容としては臨床に則したものが多いです。

しかしそれ以外にももちろん勉強することはあります。

その1つが関係法規です。

臨床検査技師の業務は臨床検査技師法によって定められており、法律で定められている業務は例え緊急時に善意で行ったとしても違法になってしまいます。

そのため関係法規を学んで臨床検査技師の業務範囲や、法律でどのように守られていることかを知る必要があります。

検査機器学

臨床検査技師は現場において様々な医療機器を扱います。

それらの医療機器の構成や成り立ちなど、検査機器についても学びます。

このように臨床検査技師の勉強内容は多岐にわたります。

もちろんこれら以外にも科目はたくさんありますし、それは学校によっても違います。

学校によって特色のあるカリキュラムが組まれており、卒業研究や実習なども行う必要があります。

なので臨床検査技師になるために学校に入ってからもしっかり勉強をする必要があります。

単位を取っても国家試験に合格をしなければ意味がありません。

大学や専門学校に入ったからといって安心をせず、しっかりと勉強をして国家試験に合格するようにしてくださいね。

臨床検査技師になるためには理系が必須?文系でもなれる?

臨床検査技師ですが高校の時点で目指したいと思う人もいるでしょう。

その場合理系が必須なのでしょうか?

また、文系でもなれるのでしょうか?

結論から言えば、文系でもなれないことはないですが理系の方がおすすめです。

詳しく解説していきます。

まず臨床検査技師ですが、なる方法としては国立大学、私立大学、専門学校があります。

その中でも国立大学、上位私立大学になると、センター試験や二次試験で理系二科目が必要になることが多いです。

なので理系を選んでおくのが安全でしょう。

ただ専門学校や私立大学の中には文系科目でも試験を受けることができる所もあります。

ですので文系でもどうしても臨床検査技師になりたいという場合には、その時点で受けられる学校を選ぶようにしましょう。

しかし、実際この方法はあまりおすすめしません。

臨床検査技師の学校では上記のように様々な勉強内容がありますが、基本は理系科目を勉強することになります。

化学や数学、生物などの知識を使うことになり、それらに苦手意識を持っているとなると結局そこでつまづきます。

そしてそれは仮に臨床検査技師としての資格が取れたとしても続きます。

このようなことからもし理系じゃない、苦手意識を持っている場合には、無理に臨床検査技師を目指すのは避けたほうが無難でしょう。

臨床検査技師の勉強内容について解説しますのまとめ

臨床検査技師ですが勉強内容としては様々なものがあります。

それらを勉強して、国家試験に合格をすることによってやっと臨床検査技師として働くことができます。

なのでしっかりと勉強はするようにしましょう。

臨床検査技師の学校は理系でも文系でも受けることができますが、やはり基本は理系で受けた方が無難です。

ぜひ自分の将来を見据えた上で臨床検査技師について考えてみてくださいね。