病院には様々な医療従事者が働いていますね。
その中でも体内をデータ化し、診察に役立てる重要な役割を果たしているのが臨床検査技師です。
この臨床検査技師に憧れて目指しているという人もいるかもしれません。
しかしそんな臨床検査技師ですが、大学では何学部に行けばいいのでしょうか?
ここでは臨床検査技師と学部について解説をしていきます!
臨床検査技師は何学部に行けばいい?

まず臨床検査技師ですが国家資格を持った資格職です。
臨床検査技師に限らず医療従事者がは国家資格を持ってないと働くことができません。
国家資格を手に入れるためにはまず国家試験に合格をする必要があるのですが、それを受けるためには専用のカリキュラムが組まれた大学ないし専門学校で、単位を取得する必要があります。
それぞれで偏差値や特色も違いますので自分に合った学校を選ぶ必要があります。
そして臨床検査技師になりたいと思った場合、何学部に行けばいいのでしょうか?
結論から言えば、医学部や保健医療学部といった学部になります。
詳しく解説をしていきます。
臨床検査技師になるためには上記のように、専用のカリキュラムが組まれた学校に通う必要があります。
ですので適当な学部に入っても臨床検査技師にはなれないため、間違えないようにしましょう。
臨床検査技師に限らず医療系の資格取得を目指すことができる場合、抵は医学部や保健医療学部といった名前の学部があります。
医学部と言ったら医者を目指す人が入るイメージですが、実はそんなことはありません。
医者を目指す場合には医学部医学科ですが、医学部の中ではその中でさらに学科が分かれています。
医学部看護科や医学部リハビリテーション学科、医学部臨床検査学科などがあり、それぞれで自分の専門の勉強をしていく感じですね。
そして、医学部という名前でなくても保健医療学部という名前で学部がある大学もあります。
このような名前の学部ある場合、医学科がないことが多く、あくまでも医師をサポートするコメディカルの学科が中心となっています。
結局のところ、医療系の学部の中で臨床検査学科に入らなくては意味がありません。
臨床検査技師を目指している方はしっかりとそのような学部学科を選ぶようにしてくださいね。
臨床検査技師になるためには大学と専門学校どっちがいい?

上記のように臨床検査技師になるためには、専用のカリキュラムが組まれた大学や専門学校に通って単位を取得する必要があります。
この大学と専門学校ですが、通うならどっちがいいのでしょうか?
結論から言えば、人によります。
詳しく解説をしていきます。
大学
まずは大学について解説をしていきます。
臨床検査技師になるための大学は私立から国公立、そして短大とたくさんあります。
短大の場合は3年制、普通の大学の場合は4年制ですね。
偏差値にもかなりの幅があり、偏差値50以下で比較的簡単に入れる大学から、国公立の入るのが難しい大学もあります。
ただやはり国公立の方が学費が安く、就職もしやすいので目指せるのなら目指したほうが良いでしょう。
大学の場合、臨床検査技師としての知識はもちろんですが、それ以外に医学や人体生理学など全般を学ぶことになります。
臨床検査技師という枠に囚われず、実験や研究を含めて総合的に学ぶことができるので、より深い知識を得ることができるでしょう。
また卒業後の選択肢が多いのが特徴です。
国家試験に合格をして臨床検査技師になったら多くは病院で働きます。
ただ大学でしたらそのまま大学に残って研究を続けたり、医療機器メーカーなどの企業に進むという道もあります。
その場合でもやはり大学としては国公立の方が評価は高いでしょう。
このように大学の場合にはより総合的に学び、そして将来の選択肢も広げられるというメリットがあります。
専門学校
臨床検査技師を目指す場合、専門学校からでも可能です。
専門学校の場合には3年制となっていることが多いです。
そして専門学校ではより実務に近い内容の勉強をしていきます。
大学に比べて期間が短いということもありますが、臨床検査技師の場合にはとにかく国家試験に合格をして、
臨床検査技師として働ける人材を育成しなければなりません。
なので1年時から国家試験対策もしていきます。
そして授業も実務中心となっています。
卒業生のほとんどが臨床検査技師として病院に就職をするのも大学との違いですね。
専門学校の場合、社会人向けの夜間コースがあることがあるのも特徴です。
こちらを利用すれば社会人で働きながらも臨床検査技師を目指すことができるので、仕事を辞める必要もありません。
このように専門学校の場合には学問というよりは、臨床検査技師の人材育成をするための機関となっています。
どちらも一長一短がありますので、オープンキャンパスやパンフレットを確認して、自分が合った学校を選ぶようにしてくださいね。
臨床検査技師は何学部に行けばいい?のまとめ
臨床検査技師ですが、学部としては医学部や保健医療学部といった学部に行く必要があります。
そしてその中で臨床検査学部に行って単位を取得すれば、国家試験を受けることができます。
それに合格をしてやっと臨床検査技師になれるわけですね。
臨床検査技師は大学や専門学校からなれることができ、それぞれに特徴があります。
自分に合った学校を選んで、しっかり臨床検査技師になれるようにしてくださいね。