放射線技師はピアスをしてもいい?

  • 2025-02-05
  • 2025-02-05
  • 生活

病院には様々な医療従事者がいます。

その中でも画像診断を担当するのが放射線技師ですね。

レントゲンやCT、MRIなどを撮影したことがある方は、お世話になったことがあるはずです。

そんな放射線技師ですがピアスをしてもいいのでしょうか?

ここでは現役放射線技師である筆者が放射線技師のピアスについて解説をしていきます!

放射線技師はピアスをしてもいい?

放射線技師は放射線を使う医療機器を扱う医療職です。

レントゲンやCT、PETやマンモグラフィなど、放射線を使った診察というのは医療において欠かすことができません。

そんな医療機器を扱い、日々患者のために業務を行なっています。

放射線技師は近年放射線技師を主役にしたドラマも放送されていたこともあり、将来の夢として気になっている人もいるのではないでしょうか?

またその中でも気になるのが放射線技師のおしゃれ事情です。

放射線技師ですがピアスをしてもいいのでしょうか?

結論から言えば職場によりますが、基本的には推奨されません。

詳しく解説をしていきます。

放射線技師に限らず医療従事者ではピアスは推奨されないことが多いです。

その理由としては以下のことが挙げられます。

不衛生だから

ピアスですが、つけっぱなしにしていることも多いですよね。

そうなるとどうしても汚れが溜まってしまって不衛生になってしまいます。

病院という職場はやはり清潔が第一になります。

そのようなことからピアスは好まれません。

危ないから

またピアスをつけていることで危ないということも理由に挙げられます。

放射線技師ですが、業務の中でせん妄や意思疎通不可の方を移動させることは多いです。

その時に手や耳を引っ張られることはあります。

この際に耳などにピアスがくっついていると怪我をする可能性があります。

患者からの印象が悪いから

ピアスですが患者からの印象が悪いことが多いです。

上記のような不衛生な印象だったり、チャラいような印象を受けてしまうこともあり、放射線技師などの医療従事者がピアスをつけるのを不快に思う患者がいます。

そうなると病院としての評判にも影響をしてきます。

病院であっても基本的には客商売であり、患者からの印象や評価は大切になります。

ですのでそのようなリスクを減らすためにピアスを禁止している病院は多いです。

このように放射線技師に限らず医療従事者がの場合、ピアスを禁止していることは多いです。

ちなみに筆者が勤めている病院でもピアスは禁止されています。

ただ業務中にピアスが禁止されているだけで、業務外ではもちろんピアスをつけるのは構いません。

なので耳にピアス穴が空いていたとしてもそれで言われることはないはずです。

放射線技師がつけていいアクセサリーって何?

放射線技師ですがピアスはダメですが、全くアクセサリーをつけていはいけないということはありません。

続いて放射線技師がつけていいアクセサリーについて紹介をしていきます。

放射線技師がつけていいアクセサリーですが、以下のことが挙げられます。

結婚指輪

放射線技師に限らず医療従事者ですが結婚指輪は制限されていないことが多いです。

実際、筆者の周りの同僚でも結婚指輪を着けて仕事をしていることは多いです。

ただ結婚指輪と言っても華美ではない指輪であることが条件です。

華美な指輪の場合にはピアスと同様に患者に不快な思いをさせてしまう可能性があります。

時計

こちらも放射線技師に限らず医療従事者は時計は着けることが多いです。

放射線技師ですが業務は時間との勝負です。

特に混み合ってくると頻繁に時間を確認しながらテキパキと動き、様々な業務と検査を同時進行で行う必要があります。

そのため時計、特にデジタル時計を持っておくと便利です。

医療従事者用の時計もありますのでそのようなものを着けている人も多いですね。

髪留め

女性の場合には髪留めも制限されていないことが多いです。

髪が長いと意思疎通不可の患者に引っ張られることも多く危険です。

ですので長い髪の人は短くまとめられるように指示をされることがあります。

この髪留めも華美ではないものを選ぶようにしましょう。

基本的に放射線技師がつけていいアクセサリーはこれぐらいです。

ただアクセサリーをつけるかつけないかは人それぞれです。

ちなみに筆者の場合、業務中にはアクセサリーは何もつけていません。

結婚はしていますが指輪はつけていませんし、時計も職場にある時計で都度確認をしています。

その理由として筆者の担当がMRIだからです。

MRIは医療画像機器の中で唯一放射線だけでなく磁石を使った機器になります。

しかもかなりの強力な磁気のため、中に金属を持ち込むのは厳禁です。

指輪はまだ大丈夫かもしれませんが、時計を持ち込んだら壊れますし、はさみなどを持ち込みそれが引き寄せられ患者に刺さって死亡をした事例もあります。

そのような事故を防ぐことを考えたら結局アクセサリーをつけるのがめんどくさいんですよね。

放射線技師であってもアクセサリーをつけるかは人それぞということを覚えておきましょう。

放射線技師はピアスをしてもいい?のまとめ

放射線技師に限らず医療従事者がピアスは職場によりますが、あまり適しません。

またつけていいアクセサリーはありますが、MRIでは事故の原因になることがあるのでつけない人も多いです。

ただ業務外ではおしゃれは制限されていないので安心してくださいね。