放射線技師は独占業務と言われます 解説します

  • 2025-02-07
  • 2025-02-07
  • 生活

病院には様々な医療従事者がいます。

それぞれがプロフェッショナルとして業務を行っていますが、その中でも医療画像のプロフェッショナルが放射線技師ですね。

この放射線技師について気になっている人も多いでしょう。

放射線技師ですが、独占業務と言われますが、これはどういうことなのかも気になります。

ここでは放射線技師の独占業務について、現役放射線技師の筆者が解説をしていきます!

放射線技師は独占業務と言われます 解説します

放射線技師を始め医療従事者は基本的には国家資格を持っています。

放射線技師になるためには専用のカリキュラムが組まれた大学ないし専門学校を卒業する必要があります。

そして国家試験に合格をして、やっと放射線技師として業務をすることができます。

この放射線技師の資格を持つことによって、放射線技師を扱う医療機器を操作することが可能となります。

これは法律でも定められており、医師又は歯科医師、放射線技師以外で、これらの医療機器を扱った場合には明確に違法となります。

放射線技師ですが、資格を持つことによって行える業務としては以下のことがあります。

レントゲン撮影

放射線技師の業務ということで一番最初に思いつくのがレントゲン撮影ですよね。

レントゲン撮影の場合、小さなクリニックでも扱っていることが多く、子供の頃でも怪我などで撮ってもらったことがある人も多いでしょう。

このレントゲンはX線を用いた検査になります。

なのでレントゲン撮影は医師、歯科医師、放射線技師のみが行える業務となっています。

CT撮影

お腹の断面図を撮影することができるCT撮影もX線を用いられています。

X線が照射される機器がぐるぐると回っている筒の中を体が通り、体を透過したX線がどれだけ減衰したのかを計算することで、画像化するのがCTの簡単な原理です。

輪切り以外にも様々な方向からの断面の画像を作ることができ、出血の診断能も高いので緊急時に第一選択で検査が行われることも多いです。

こちらも放射線技師が行う大事な業務となっています。

PET検査

PETは放射性薬剤を体に注入し、そこから放射される放射線をカメラで撮影をする検査になります。

PET装置は設置している装置が少ないですが、がんの診断能が高いため非常に有用な検査となっています。

ドックでも実施している施設もあるので、もしよりしっかりと調べたいという時にはおすすめの検査になります。

SPECT検査

SPECTの場合にはPETと放射性薬剤が違いますが、大まかな検査の流れとしては同じです。

体内の取り込まれた放射性薬剤を専用のカメラで撮影し、それを画像化します。

SPECTの場合にはがん以外にも血流や臓器機能なども調べることができます。

TV検査

寝台の上に乗って放射線を照射しリアルタイムで体の中を見るのがTV検査です。

徒手整復や内視鏡検査でも用いられますが、バリウム検査が行われるのもこちらになります。

バリウム検査の場合には、バリウムを飲むことで胃壁にバリウムが塗られるので、それを様々な体位で撮影をして胃の状態を調べます。

筆者もこの検査はよく担当しますが、バリウムはまずそうですし、胃を膨らませる発泡剤を飲ませるのもかわいそうでし、体位を変えるのもきついので毎度申し訳なくなっています。

大事な検査であることは間違いないのですが、今は様々な新しい検査法が生まれていますし、近い将来でこのバリウム検査は行われなくなるんじゃないかと思っています。

Angio検査

血管に造影剤を流し込みカテーテルを操作して治療を行うのがAngio検査です。

カテーテル操作は医師が行うのですが、放射線照射や機器の管理は放射線技師が行います。

これらの業務は放射線技師の独占業務であり、それぞれ担当の放射線技師が行います。

オールマイティになんでもこなす人もいますが、大抵はある程度自分のモダリティが決まっており、そこで専門性を高めていくという感じですね。

もちろん今回紹介した業務以外でも放射線技師の業務は多岐にわたります。

独占業務ということで比較的安定していますし、興味を持ったらぜひ自分でも調べてみてくださいね。

放射線技師が行う業務でも独占業務じゃないのもあります!

上記の業務は放射線技師の独占業務であり、医師歯科医師放射線技師以外の方が行うと違法になります。

しかし実は放射線技師が行う業務の中でも独占業務じゃないのもあります。

続いてそれらを紹介していきます。

MRI検査

MRIは画像検査で放射線技師が行うイメージが強いですよね。

しかし実はMRIは強力な磁石を使った検査であり放射線を使っていません。

なので放射線技師じゃなくても業務をすることはできます。

なんなら医療従事者じゃない一般人が操作しても問題ありません。

ただ結局は画像検査になりますので、慣例的に放射線技師が行なっている施設が多いですね。

エコー検査

エコー検査は放射線ではなく超音波を使った検査になります。

そのため放射線技師以外が行っても問題ありません。

エコー検査の場合には放射線技師以外では臨床検査技師が行なっていることが多いですね。

放射線技師は独占業務と言われます 解説しますのまとめ

放射線技師は独占業務であり、医師歯科医師または放射線技師以外が放射線を扱った医療機器を扱うと違法になります。

ただ放射線技師の業務の中には独占業務じゃないのもあります。

放射線技師の業務を理解した上で、将来の道として考えてみてくださいね。