病院には様々な医療従事者が勤務をしています。
その中でもリハビリのプロフェッショナルなのが理学療法士ですね。
そんな理学療法士に憧れていて、理学療法士を目指したいと考える人もいるでしょう。
ただ、気になるのが理学療法士の勤務についてです。
理学療法士は夜勤はあるのでしょうか?
ここでは理学療法士の勤務について解説をしていきます!
理学療法士は夜勤はある?

理学療法士は主にリハビリ業務を行う医療従事者です。
事故や障害、加齢などによって体がうまく機能しない人に対して、適切なリハビリを行うことで日常生活に戻れるようにサポートをします。
若い人でもスポーツの怪我などで理学療法士にはお世話になった人も多く、理学療法士を目指したいと思っている人もいるでしょう。
そんな理学療法士ですが夜勤はあるのでしょうか?
結論から言えば、理学療法士に基本的には夜勤はありません。
詳しく解説をしていきます。
医療従事者というのは夜勤も多いです。
24時間病院が開いていることによって私たちの命は守られているのですね。
医者や看護師、薬剤師、放射線技師などの医療従事者は、大きな総合病院でしたら夜勤があると思って良いでしょう。
一方、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのリハビリスタッフは基本的には夜勤はありません。
リハビリは日勤帯の業務であることや、緊急時の対応をする必要がないということで夜勤はなくなっています。
ただ勤務地が介護施設などの場合には、場合によっては事務や手伝いとして夜勤をすることもあり得ます。
理学療法士は夜勤がないことですが、以下のようなメリットデメリットがあります。
メリット
まずはメリットについてです。
生活リズムが整いやすい
まず夜勤がないことによって理学療法士は生活リズムが整えやすくなっています。
夜勤というのはどうしても体に負担がかかります。
特に医療従事者の場合にはシフト制となっているので、日勤夜勤が交互に来ることも多く、生活リズムが不規則になりがちです。
合っている人はまだ大丈夫ですが、夜勤が合わない人はとことん合わないのでそれが原因で体調も崩しやすくなります。
ですので夜勤が不安、夜が苦手という人には良いですね。
スケジュールを立てやすい
夜勤がない場合には基本的には勤務のスケジュールもカレンダー通りになることが多いです。
それによって理学療法士は医療従事者ではありますが、スケジュールも立てやすいですね。
デメリット
一方夜勤がないことは以下のようなデメリットもあります。
給料が少ない
理学療法士で夜勤がない場合の一番のデメリットは給料が少ないことです。
一般的に看護師は高給与のイメージがありますが、それは夜勤での上積みが多いからです。
医療従事者は基本給は少なめに設定されていることが多く、その分夜勤で稼ぐことが多いです。
しかし、理学療法士の場合には夜勤がないので上積みが少なくなっています。
ですので夜勤がある職業に比べて理学療法士は給料も少なくなっています。
平日休みがない
夜勤があると当日の日中や翌日は休みになってくれます。
平日休みになるので動ける体力があれば空いているお店に行くことも可能です。
夜勤がある医療従事者でもこれが美味しいと考える人は多いです。
ただ理学療法士の場合には良くも悪くもカレンダー通りとなっています。
そのため平日を休みを満喫するということはできません。
このように理学療法士は基本的には夜勤がありません。
夜勤がないことのそれぞれのメリットデメリットをしっかり理解をしておきましょう。
理学療法士は残業はある?

理学療法士ですが夜勤はないことが多いですが、残業はあるのか気になりますよね。
こちらはあります。
理学療法士ですが一日のリハビリメニューが決められています。
しかし患者の状態によってリハビリに遅れが出てしまうので、業務時間内に終わらないということはよくあります。
その場合にはどうしても残業をせざるを得ません。
また理学療法士に限らず医療従事者は、残業以外にも勉強会やカンファレンスなどで残ることも多いです。
リハビリも日々進化をしており、理学療法士は知識のアップデートが必要になります。
なので同じチーム内で勉強会を開催し、理学療法士としての知識を共有します。
またカンファレンスを開いて患者状態を共有することで、より安全で効果的なリハビリを行うようにします。
これらは業務時間内は患者のリハビリが優先となるので、業務終わりの時間にやるしかありません。
他にも、休みの日にも学会や勉強会に参加することも多く、業務以外にもやることはあります。
特に勉強会などは残業代はつかないことがほとんどですので、そのようなことを気にせず自分から学びたいと思う姿勢が大事となっています。
理学療法士は夜勤はないですが、決して楽な仕事ではないということですね。
理学療法士は夜勤はある?のまとめ
理学療法士ですが、基本的には夜勤はありません。
理学療法士は他の医療従事者に比べて緊急性が高い業務は少ないので、日勤帯のみの業務になっていることが多いです。
夜勤がないことにはメリットデメリットがありますのでそれらを理解しておきましょう。
そして理学療法士は夜勤はないですが残業はあります。
しっかり理学療法士の勤務などを理解した上で、目指すようにしてくださいね。