医療従事者と一言で言っても、様々な職種があります。
それぞれが特定の分野のプロフェッショナルであり、日々業務に励んでいるのですが、その中でも言語聴覚分野のプロが言語聴覚士です。
言語聴覚士は主にリハビリスタッフとして病院に勤務をしていることが多いのですが、ボランティアとしてさらに活動の幅を広げることが可能です。
ここではそんな言語聴覚士のボランティアについて解説をします。
言語聴覚士のボランティアを解説します

言語聴覚士ですが病院でリハビリスタッフとして働いていることが多いです。
現場ではSpeech Therapistの略でSTさんと呼ばれており、理学療法士や作業療法士とチームを組んでリハビリを行っています。
言語聴覚士が担当をするのは言語聴覚の分野です。
これらは当たり前に機能をしていると思いがちですが、事故や障害、心因性などによって正常に機能をしない人も多くいます。
言語聴覚士はそのような患者さんのためにリハビリを行い、日常生活を送るためのサポートを行います。
そんな言語聴覚士ですが、通常の業務以外にもボランティアを行うことができます。
言語聴覚士が行うボランティアは様々ですが、主には以下のことが挙げられます。
災害地でのボランティア
災害が発生をすると様々な医療従事者が派遣をされます。
医師や看護師などをイメージすることも多いですが、言語聴覚士も派遣をされることはあります。
そして災害地で災害に巻き込まれて言語聴覚に不調を来たした方や、ストレスによってうまくこれらが機能しない方のためにサポートを行います。
実際、災害地でのボランティアとして2011年の東日本大震災の時も、言語聴覚士の派遣が行われました。
こちらはボランティアですので当然報酬は0です。
災害地までのアクセスも自力で行うことが必要であり、交通費も一応出るくらいとなっています。
加えて災害で傷ついた方を対象とするので、日々の業務以上に神経を使いスタッフ側もストレスは溜まりやすいでしょう。
ただそれでも災害地での医療行為というのは医療従事者に与えられた特権です。
それでもやる気がある人はぜひ参加してみることをおすすめします。
言語聴覚士の災害地でのボランティアの募集は主に、言語聴覚士協会を通じて行われます。
必要な際には募集がかかりますので、勝手に行くのは避けるようにしてくださいね。
海外ボランティア
言語聴覚士ですが海外でも働くことが可能です。
通常言語聴覚士として海外で働くには現地での免許などが必要になります。
しかし、海外ボランティア制度を利用すれば、現地での免許が必要なく言語聴覚士としても働くことが可能となっています。
言語聴覚士を海外に派遣をする団体はいくつかありますが、有名なのは青年海外協力隊ですよね。
こちらでももちろん言語聴覚士の派遣は行っているので、興味がありましたら登録をして情報を待つようにしましょう。
青年海外協力隊では発展途上国に言語聴覚士の派遣を行っており、現地で言語療法や嚥下指導を行うようにします。
これらの国では医療技術が進んでおらず、言語聴覚士の存在も貴重です。
なのでその分やりがいも感じられるでしょう。
このような海外ボランティアの場合、生活費や住宅費の支給が行われることも多いです。
短期ボランティアなどを行える精度もあるので、自分のキャリアに合わせて選択をすることが可能となっています。
このように言語聴覚士はボランティアとしても活動をすることができるので、ぜひ検討をしてみてくださいね。
言語聴覚士のボランティアのメリットデメリットを紹介!

言語聴覚士のボランティアですがメリットデメリット共にあります。
続いてこれらについて紹介をしていきます。
メリット
まずはメリットからです。
貴重な体験ができる
まずやはりボランティアの大きなメリットとして挙げられるのが経験です。
災害地や海外での業務というのはなかなか経験できることではなく、大きな経験値となります。
そしてこの経験は通常の業務でも生かせることが多いでしょう。
キャリアにつながる
ボランティアの経験というのはキャリアとしても残りやすいです。
なので将来的に転職や海外で働きたいと思った場合でも、これらの経験が無駄になることはありません。
人脈が広がる
言語聴覚士のボランティアは単独で行うことはありません。
現地で他の言語聴覚士や医療スタッフと共に業務を行うことになります。
そのため、普段では得られない新しい仲間ができ、人脈も広がりやすくなります。
デメリット
ただデメリットもいくつかあり、続いて紹介をしていきます。
心身に負担がかかる
通常とは違う業務を行う場合、心身に負担がかかりやすいです。
特に災害地にしろ海外にしろ日常生活でも不便が強いられることも多く、その中で大きなストレスを感じてしまうことも多いです。
コミュニケーションが取りにくい
もともと言語聴覚士がコミュニケーションを取るのは非常に大切です。
ただ災害で心を閉ざしてしまった患者や、海外でそもそも言葉が通じないなどで、コミュニケーションが取りにくいということは多いです。
そうなると業務で何をやればいいかわからなくなってしまうこともあります。
費用がかかることがある
団体によっては派遣に全てお金がかかることもあります。
特に民間の派遣会社だとボランティアの派遣で費用がかかることがほとんどです。
このように言語聴覚士のボランティアにはメリットデメリットがあることを、しっかり理解しておきましょう。
言語聴覚士のボランティアを解説しますのまとめ
言語聴覚士のボランティアでは災害地や海外で働くことが可能です。
このボランティアでは様々なメリットデメリットがありますので、それらを理解してから検討するようにしましょう。
個人で動くことはないので、しっかり団体の募集に応募するようにしてくださいね。
そしてぜひこれらの経験を自分のキャリアに生かすようにしてくださいね。