病院には様々な医療従事者が働いています。
その一つが言語聴覚士であり、彼らは言語聴覚分野に関するリハビリを専門に行っています。
そんな言語聴覚士ですが、仕事をしていく上で欠かせないものがいくつかあります。
言語聴覚士にストップウォッチは必需品なのでしょうか?
ここでは言語聴覚士に必要なものについて解説をしていきます!
言語聴覚士にストップウォッチは必需品?

言語聴覚士はリハビリスタッフとして勤務をしていることが多いです。
言語聴覚士は言語聴覚に関するリハビリを行い、毎日患者さんのために業務を行っています。
言語聴覚というのは普段は当たり前に機能をしていると思いがちです。
ただ老化や障害、事故などでこれらがうまく機能しない人も多く、言語聴覚士はそのような人のためにサポートを行っています。
そんな言語聴覚士ですが、必要なものはいくつかあります。
まず言語聴覚士にストップウォッチは必需品なのでしょうか?
結論から言えば、めちゃくちゃ必需品です。
詳しく解説をしていきます。
言語聴覚士ではストップウォッチは欠かすことができません
言語聴覚士はストップウォッチは以下の時に使います。
発声訓練
言語障害によってうまく発声できない人に対して、言語聴覚士は発声訓練を行います。
その際に発声障害のレベルを判断するために発声持続時間を測ります。
そのためストップウォッチが欠かすことができません。
失語症検査
言語聴覚士の業務の中には失語症検査もあります。
こちらは患者に対していくつか質問をしたり、対話をすることで失語の具合を測るものです。
この際にも反応速度を調べるためにストップウォッチを使用します。
嚥下能力テスト
言語聴覚士は物を飲み込む力である嚥下能力についても検査を行います。
代表的な嚥下能力テストとして30秒間にできるだけ唾を飲み込むというものがあります。
そしてその際に喉を触診しながら嚥下の回数を測って、嚥下能力を評価します。
ここでもストップウォッチを使います。
他にも言語聴覚士はリハビリの中でストップウォッチを使う機会は多いです。
なので自前のストップウォッチは用意した方が良いでしょう。
スマートウォッチやスマホでも代用をすることはできるのですが、やはり普通のストップウォッチの方が操作をしやすく、正確に時間も計りやすいです。
筆者は普段は病院で働いています。
ですので言語聴覚士の知人もいるのですが、やはりストップウォッチはよく持っていますね。
言語聴覚士として勤務をする際にはしっかり用意をしておきましょう。
言語聴覚士はストップウォッチ以外に何が必要?

言語聴覚士ですがストップウォッチ以外にも必要なものがいくつかあります。
続いて言語聴覚士がストップウォッチ以外に必要なものについて紹介をしていきます。
聴診器
医者が使うイメージのある聴診器ですが、看護師や言語聴覚士などの医療従事者もよく使います。
言語聴覚士が聴診器を使う場合には、嚥下能力テストの際に、喉に当ててしっかり食べ物が飲み込めているかを判断します。
聴診器ですが、値段はピンキリで安いものから高いものまであります。
ただ安いものですと品質が悪いものが多く、雑音が入りうまく聞こえません。
なのでできたらしっかりとした値段の聴診器を買うことをおすすめします。
鼻息鏡
言語聴覚士ならではのものといえば鼻息鏡です。
こちらは鼻下に鏡を当てて、鼻息を出すことで曇り具合をチェックします。
その曇り具合から鼻の通りについてチェックをしてスクリーニングを行います。
ペンライト
ペンライトを使うことによって喉の奥の状態をチェックすることができます。
言語聴覚士は特に使う機会が多いので、こちらも自前の物を用意しておくと良いでしょう。
コミュニケーションボード
言語聴覚士は言語聴覚がうまく機能しない人とコミュニケーションを取る必要があります。
その際に便利なのがコミュニケーションボードです。
筆談をする際にいちいち紙を用意しておくのってめんどくさいですよね。
こちらのボードでしたらタッチペンで伝えたいことを書いたら、ボタンひとつですぐに消すことが可能です。
メモリー機能などもあるので前の表示を出すこともできます。
コミュニケーションボードはアプリなどでもあります。
こちらの場合には、違いにタブレットやスマホを持って通信させれば、通話感覚で筆談が可能というものになっています。
これらを使う場合には職場で用意をされていることも多いですね。
このように言語聴覚士はストップウォッチ以外にも持っておきたいものはたくさんあります。
持ち歩くものが多い場合には、看護師がよく使うナースポーチを使っている言語聴覚士も多いです。
ぜひ必要な時にさっと物を取り出せる言語聴覚士になってくださいね。
言語聴覚士にストップウォッチは必需品?のまとめ
言語聴覚士ですがストップウォッチは欠かすことができません。
発声訓練の他にも、失語症検査や嚥下機能テストなど、ストップウォッチを使う機会はたくさんあります。
なので自前のストップウォッチを持っておくようにしましょう。
また他にも言語聴覚士に必要なものはいくつかあります。
ぜひ必要なものはしっかり用意しておくようにしましょうね。