夏が近づくにつれ、お中元をどうしようかと考え始める方もいらっしゃるのではないでしょうか。
お中元は、親しい方やお世話になった方へ日頃の感謝を伝えるための大切なコミュニケーションツールの1つです。
しかし、お中元をどの時期に贈ればいいのか迷っている方もいるのではないでしょうか
例えば6月にお中元を贈っていいのか、不安になっている方もいると思います
というわけで今回は「お中元は6月に贈るのは早い?地域で違う?贈る時期とのしの書き方」をお送りしますね
お中元は6月に贈るのは早い?
お中元をどの時期に贈ればいいのか迷っている方もいるのではないでしょうか
特に近年、お中元を贈る時期が早くなってきています
その関係で「お中元を6月に贈ってもいいのか」と不安になる方もいるようです
結論から言うと、お中元を6月に贈っても大丈夫です
6月の初旬は早すぎますが、6月中旬以降であれば大丈夫です
確かに昔は(関東だと)7月に入ってから贈っていましたが、近年はお中元を贈る時期がだんだん早くなってきています
ちなみに、お中元を多く取り扱うデパートはこう言っています
三越伊勢丹の場合
「お中元は、一年の上半期の区切りと半年間のお礼の気持ちを込めて、7月の初めから15日頃までの間に贈るのが一般的です。
ただし、昔より交際範囲が広くなったり、7月に集中することを避ける意味から、6月中旬から贈り始める方も多くなりました。」
というように「6月中旬から贈り始める方も多い」とのことです
高島屋の場合
「贈る時期は地方によってずれがありますが、首都圏では7月上旬から15日ごろまでに贈るのが本来の習慣。最近では6月下旬から7月15日ごろまでに贈ることが一般的になっています。」
というように「6月下旬から7月15日ごろまでに贈ることが一般的になっています」とのことです
デパートは7月にお中元が集中しないように、早めに贈るように働きかけている事情もあるとは思いますが、昔と違って今は6月に贈ることは一般的になっています
とはいえ、6月初旬は早すぎます、6月中旬以降に贈りましょう
地域によってちがうお中元の時期のまとめ
地域によってお中元を贈る時期が違います
ここでは各地域ごとにお中元を贈る時期をまとめます
北海道
7月中旬から8月15日まで
北海道では、お中元を贈る時期は、旧盆の時期にあたる7月15日から8月15日が一般的です。
ただし、北海道以外の地域から7月15日よりも早くお中元が届くことがあるためか、北海道でのお中元の時期も徐々に早まってきているようです
東北・関東
7月初旬から7月15日まで
東北と関東は、一般的に7月初旬から7月15日までがお中元の期間です。
近年では、6月中旬ごろから贈りはじめる方が増えているようです。
理由としては、7月の短い期間に配送が混雑することがあります。
そのため、混雑によってお中元を相手先に届けるのが遅れてしまうよりは、早めに贈ってしまったほうが安心という心理があるようです
北陸
地域によって7月と8月に分かれる
北陸の場合は7月初旬から7月15日にお中元を贈る地域と、7月15日から8月15日の時期に贈る地域に分かれますが、7月15日から8月15日に贈る地域は比較的少ないようです
東海・関西・中国・四国
7月中旬から8月15日まで
東海・関西・中国・四国のお中元は、7月15日~8月15日までに贈ることが一般的です。
しかし、東海・関西・中国・四国地域もお中元を贈り時期は年々早くなっています。
九州
8月1から8月15日までが一般的
九州の場合は8月と他の地域に比べて遅いのが一般的です
ただし、やはり九州でも年々お中元の時期は早まっており、7月中に贈る方も増えているようです。
沖縄
7月15日まで
沖縄は7月15日までにお中元を贈ることが主流です。
違う地方にお中元を贈るときの時期は?
上にも書いたように地方によって、お中元を贈る時期が違います
できれば贈り先の地方の時期に合わせて贈ればいいのですが、あまり無理して合わせなくても大丈夫です
その地域にとって少し早めについても「ああ、あの方は関東だから早いんだね」と分かってくれますよ
お中元を贈る時期とのしの書き方
早く贈るお中元だけでなく、通常よりは遅く贈るお中元もあります
例えば、旬の果物を贈る場合には、シーズンの関係で8月後半だったりします
その場合はのしの書き方を変えます
7月初め(場合によっては6月中旬)から7月15日(地域によっては8月15日)頃は、御中元
7月16日頃から立秋(2017年は8月7日)〈または喪中の場合〉は、暑中御伺
8月8日(地域によっては8月16日)頃から9月初旬:残暑御伺
と書くのが良いとされています
お中元を6月に贈るのは早い?地域で違う?贈る時期とのしの書き方のまとめ
お中元は6月に贈るのに不安になる方もいると思いますが、6月中旬以降であれば大丈夫です
また地域によってお中元の時期が違いますが、あまり無理して合わせなくても大丈夫です
またお中元を贈る時期が遅くなった場合は、のしは「お中元」ではなく「暑中御伺」や「残暑御伺」にしましょう
以上「お中元は6月に贈るのは早い?地域で違う?贈る時期とのしの書き方」でした。ありがとうございました。