防水スプレーはドライヤーでパワーアップ

防水スプレーはドライヤーでパワーアップ

  • 2021-03-05
  • 2021-04-09
  • 生活

厄介な梅雨の時期が近づいてきましたね。

また夏になると夕立もあります

梅雨や夕立は雨もたくさん降るので、靴や洋服が濡れてしまって嫌ですよね。

そんな時に役に立つのが防水スプレーです。
普通に使ってももちろん効果はあるのですが、
ドライヤーを使ったらさらに効果がパワーアップするというのをご存知でしょうか?
ここでは防水スプレーについてや、ドライヤーでのパワーアップについて解説していきます。

防水スプレーはドライヤーでパワーアップ

防水スプレーはドライヤーでパワーアップ

防水スプレーですが、実際ドライヤーでパワーアップはするのでしょうか?

結論から言えば、シリコン系の防水スプレーの場合パワーアップします。

シリコン系の防水スプレーについては後述するのですが、
防水スプレーは吹きかけるだけでは表面に防水性の膜に凹凸ができてしまいます。

この凹凸が防水性の効果を下げてしまううえ、時間が立つほどより凹凸が激しくなり、
防水性の効果が下がってしまいます。

しかし、ドライヤーを当てることによって、この防水スプレーの膜が滑らかになります。

滑らかになることによって防水性をキープすることができ、
より防水スプレーの効果を長持ちさせるのですね。

ただ防水スプレーにドライヤーを当てる際にはいくつか注意点があります。

その注意点は以下の通りです。

・ドライヤーを近づけ過ぎない

防水スプレーにより熱を当てようとドライヤーを近づけ過ぎないようにしましょう。

ドライヤーを近づけ過ぎると、靴などが型崩れを起こしやすくなります。

他にも革の靴や鞄の場合も同様に型崩れを起こして使いづらくなってしまいます。

防水スプレーでドライヤーを当てる際には30cmほどは離して、
ゆっくり熱を当てるようにしてください。

・インソールには当てないようにする

防水を特にしたいと思うのが靴の中ですよね。

そう思って靴の中のインソールに防水スプレーを吹きかけてドライヤーを当てるのですが、
インソールにドライヤーを当てると中に湿気が溜まってしまいカビやすくなります。

またその他にも筆者の経験なのですが、雨で靴の中のインソールが濡れてしまった場合、
早く乾かそうとドライヤーを近づけて温風を当てていました。

その結果、熱によって中のインソールが丸まってしまい、
履きごごちが最悪になった経験があります。

なので、インソールにはドライヤーは当てないようにしましょう。

・靴底のは防水スプレーをかけない

もう一つ靴に防水スプレーをかける場合ですが、
靴底には防水スプレーをかけないようにしましょう。

靴底に防水スプレーをかけてしまうと、防水性の膜によって靴底のグリップ力が弱まります。

なので滑りやすくなってしまい転倒のリスクが高まるので注意をしましょう。

このようにシリコン系の防水スプレーはドライヤーを使うことによって、
より効果をパワーアップさせることができます。

ぜひ試してみてくださいね。

防水スプレーの種類や仕組みについて解説!

防水スプレーはドライヤーでパワーアップ

防水スプレーですが、考えてみればどうして防水してくれるのでしょうか?

防水スプレーの種類や仕組みって意外と知らないですよね。

ではそんな防水スプレーの種類や仕組みについて続いて解説をしていきます。

まず防水スプレーですが大きく分けると2種類に分かれています。

一つはフッ素系の防水スプレーで、もう一つはシリコン系の防水スプレーです。

それぞれ解説をしていきましょう。

フッ素は成分自体に水を通さない役割があります。

ですので、靴や服にフッ素系の防水スプレーを吹きかけることで、
繊維にフッ素が絡みつき、それによって防水性を高めます。

またフッ素には耐候性という性質があり、湿度や気温によって変質をしません。

ですのでいつでも効果を持続させることができます。

後述するシリコン系とは違い繊維に直接絡みつくことができるので、
革製品以外にも布製品にも効果があります。

現在防水スプレーとしてはこちらのフッ素系が主流となっています。

もう一つの防水スプレーがシリコン系の防水スプレーです。

シリコン系の防水スプレーの場合は防水スプレーをかけることによって、
表面にはシリコンの膜が作られます。

これによって防水性が高まります。

ただ上記のようにシリコン系の防水スプレーの場合は防水性の膜には凹凸があるので、
時間が経つにつれて効果が下がってしまいます。

なので定期的に防水スプレーを再度かけ直したり、
ドライヤーを併用してパワーアップさせましょう。

またシリコン系の防水スプレーの場合は、膜を張るという性質から、
革製品には付きにくく、皮が変色してしまう恐れがあります。

現在の主流がフッ素系の防水スプレーとなっているように、
もし特にこだわりがない場合にはフッ素系の防水スプレーを使うようにしましょう。

防水スプレーはドライヤーでパワーアップのまとめ

防水スプレーですがシリコン系の場合は確かにドライヤーでパワーアップをします。

シリコン系の場合は、表面に膜を張るという性質があり、
ドライヤーを使うことで表面の膜の凹凸が消えます。

これによって防水性を高めることができるのでぜひ活用してください。

ただドライヤーを使う際にはいくつか注意点があるので気をつけてくださいね。

他にはフッ素系の防水スプレーもあり、
こちらは直接繊維に絡ませる方法であり現在の主流となっています。

ぜひ大切な服や靴に防水スプレーを使って、梅雨を乗り切ってくださいね。