
ところで『鯉のぼり』は季語かどうかわからなくて悩んでいませんか?
普段あまり俳句に馴染みのない方だと、特に悩んでしまいそうですよね…。
そこで本記事では、鯉のぼりは季語なのか、また他の季語についても紹介します。
鯉のぼりが季語か知りたい方は必読です。是非参考にしてください。
鯉のぼりは季語?
俳句を詠む時に必ず入れないといけないのが季語です。
季語とはその季節を表す言葉です。きっとみなさん一度は俳句を詠んだ経験が
あることでしょう。必ず季語を入れて詠んでいませんでしたか?
さて本題です。『鯉のぼりは季語なのでしょうか?』その答えは『季語である』です。
というわけで、俳句に『鯉のぼり』を季語として用いることができますね!
鯉のぼりといえば、5月5日の端午の節句に飾るものなので春の季語かな?と
勝手に想像してしまう人も多いのですが、実は間違いなのです。
『鯉のぼり』は夏の季語なのです!旧暦では夏になるので、夏の季語として
使ってくださいね♪
さて、宿題などで『鯉のぼりを季語として俳句を作りなさい』と出て
困っている人のために私が俳句を紹介します!
①鯉のぼり 夢を見るのは 我が子かな
②幸せを 運び続ける 鯉のぼり
③夕焼けを 背に纏うのは 鯉のぼり
④父の背を 追いかける子よ 鯉のぼり
⑤夢を追う その勇ましき 鯉のぼり
⑥悠々と 風に乗るのは 鯉のぼり
⑦雨に濡れ じっと待つのは 鯉のぼり
⑧見渡すは 小さな背中よ 鯉のぼり
⑨たくましさ 感じるものは 鯉のぼり
⑩明日を見て 泳ぎ続ける 鯉のぼり
⑪見上げれば いつも側にいる 鯉のぼり
⑫育てよと 背を押すものは 鯉のぼり
さて俳句の例をたくさん挙げてみました。
鯉のぼりはやはり泳いでいるイメージをする方も多いでしょう。
そんな風景を詠んでみるとすらすらと俳句が書けますよ。
俳句が思いつかないからといって真似ばかりするのはあまりおすすめしません…。
自分の想いや、見た風景などを素直に俳句にすることが大切です。
私の詠んだ俳句は参考程度にとどめておいてくださいね♪
鯉のぼりの他に夏の季語はある?
さて『鯉のぼり』は夏の季語と分かりました。
他にも夏の季語はまだまだたくさんあります。
是非これを機に夏の季語を覚えてみませんか?!
まずは動物編♪動物で夏の季語となるのは『鮎、かんぱち、風船虫、めごち、やまべ、
いもり、羽蟻、ブラックバス、海亀、海猫、河鹿、夜盗虫、雷鳥、山雀、蛍、
牛蛙、夏蚕、蜘蛛、小金虫』などです。
魚はそれぞれの旬があるので、季語として分かりやすく使いやすいですね!
植物で夏の季語となるのは『夏草、紫陽花、菖蒲、杏、青葉、若葉、苺、蓮の花、
向日葵』などです。代表的な夏の花を季語に用いれば、見ただけで夏の俳句と
分かってもらえます。
おまけ!鯉のぼりの豆知識!
最後に鯉のぼりの豆知識を紹介します♪
きっと知らなかった鯉のぼりのことがあるはずです♪
①日本鯉のぼり協会がある
初耳だという方も多いはずです。実はこんな協会があるのです♪
日本鯉のぼり協会では幼稚園・保育園・児童福祉施設等に鯉のぼりを寄贈しています。
もしかしたら皆さんの地域の公共施設に泳いでいる鯉のぼりは、日本鯉のぼり協会から
寄贈されたものかもしれませんね。
日本鯉のぼり協会では震災復興にも力を入れています。鯉のぼりが泳ぐ姿が
人々の元気、勇気になっていることでしょう。
②江戸時代からある
鯉のぼりの歴史は江戸時代から始まりました。かなり深い歴史を刻んでいますね。
江戸時代から鯉のぼりを飾る意味は現在と変わっていません。
男の子の誕生を祝い、健やかな成長を願うものとして昔からありました。
江戸時代の鯉のぼりは和紙でできていた点は、現在の鯉のぼりと違う点です。
和紙だと雨で濡れてしまうので、昔の人たちは雨が降ると鯉のぼりを室内に
しまっていたそうです。
江戸時代の鯉のぼりの色は黒一色でした。現在の鯉のぼりは父親が黒、母親が赤、
青が子供、さらにピンクなどの鯉もありカラフルですね。
③鯉のぼりを飾る時期
みなさんは鯉のぼりをいつ飾っていますか?
いつ飾ればよいのか毎年悩んでしまう人もいますよね。早すぎても遅すぎても
よくありません。
鯉のぼりは4月上旬から飾ってOKです。遅くても5月5日の1週間前までには
飾るようにしましょう!片付けは5月下旬までにはしてください。
面倒だからといって飾ったままはよくありません。
但し、鯉のぼりを飾ったり片付けたりする時期は地域により風習も違うので
注意してくださいね。
鯉のぼりは季語かのまとめ
端午の節句に男の子の健康などを願い飾る鯉のぼりです。
『鯉のぼり』は夏の季語であると分かりましたね♪
夏の俳句を詠む方は是非『鯉のぼり』を使ってみてくださいね!
今回は他にもある夏の季語を紹介しました。季語は数えられない程あります。
自分が詠みたい情景や気持ちに合わせて選択しましょう。
鯉のぼりの豆知識は是非周りの人たちにも教えてあげてくださいね!