日本には様々な医療費助成制度があります。
医療費助成制度があることで私たちは安心して医療を受けることができるのですが、この医療費助成制度では訪問看護でも使えるのでしょうか?
家族に寝たきりの人がいて、利用したいと思う人も多いでしょう。
ここではそんな医療費助成制度と訪問看護について解説していきます!
医療費助成制度は訪問看護でも使える?
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訪問看護は看護師が患者宅に訪問して看護行為をすることです。
資格や技術を持たないとできない介助をすることで、病院に行けない人にも医療を受けられるようにします。
医師も同伴して医療行為をすることも多く、その必要性は年々高まっています。
そんな訪問看護ですが、医療費助成制度は使えるのでしょうか?
結論から言えば、使えます。
詳しく解説していきます。
まず医療費助成制度ですが主に以下のような制度があります。
・重度障害者医療費助成
・高齢期移行者医療助成
・子ども医療費助成
・ひとり親家庭等医療助成
どれに当てはまるかは人によって違いますが、これらに当てはまり申請をすることで医療費の自己負担率が低くなったり医療費の上限が定まったりします。
そしてこれらの医療費助成制度は訪問看護でも使うことができます。
基本的に訪問看護と言っても仕組みとしては病院での医療行為と変わりません。
ですので使える医療費助成制度は訪問看護でも同様に使えるという感じですね。
ただ以下のような注意点もあります。
訪問看護の注意点
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保険適用のみの訪問看護
訪問看護ですが、医療施設によっては様々なサービスをしてくれることも多いです。
介助の同行をして外出をしたり、散髪サービスなどもあったりします。
ただこれらは保険適用外であり自費でのサービスです。
そのようなサービスには医療費助成制度は使うことはできません。
でもこれらは当たり前のことですよね。
介護保険が適用されるものは対象外
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公的保険には介護保険もありますよね。
介護保険を利用することで介護が必要になったり特定疾患がある場合など、医療費の負担を少なくすることが可能です。
この介護保険と医療費助成制度ですが、併用はできなく適用されるのは介護保険となっています。
このように医療費助成制度は訪問看護でも使うことができます。
しかしその際にはいくつか注意点があるので気をつけるようにしましょう。
訪問看護のメリットデメリットを紹介!
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訪問看護を受けたいと思っている人は多いでしょう。
ただ訪問看護はメリットデメリットがあるので事前にそれらを知っておいた方がいいです。
続いて訪問看護のメリットデメリットを紹介していきます。
訪問看護のメリット
医療従事者による処置を受けることができます。
看護にしろ介護にしろ、家族が行う場合にはどうしてもできることに限りがあります。
なので訪問看護で資格と技術を持った医療従事者が来ることで、専門的な処置を受けることができます。
それによって、患者の状態をいち早く認識し、最適な処置に繋げることができます。
通院の負担が減る
患者の状態によっては通院そのものが負担ということも多いです。
そのような場合に訪問看護を利用することで、患者の負担を減らし医療を受けることができます。
QOLが向上する
訪問看護の大きなメリットとして上げられるQOLの向上です。
QOLはQuality Of Lifeの略であり生活の質を表します。
いくら医療が大切だからといって、医療によって患者の生活の質が低下し、人権が踏みにじられては意味がありません。
終のすみかは自宅が良いという人も多く、そのような人のためには訪問看護や訪問介護は大きなメリットとなります。
またQOLが向上するのは患者家族も同様です。
患者に治療や介護が必要になった際に、それらを全て家族で行うのは負担が大きいです。
場合によってはそれが原因で家族の絆にヒビが入ってしまうこともあります。
なのでそれらはプロに任せることで、患者家族のQOLも向上するというメリットがあります。
ですが医療費助成制度にはデメリットもあります。
訪問看護のデメリット
回数が決められている
訪問看護ですが、保険利用ができる回数は月に3回までなどといった回数が決められています。
それ以上になると自費になるなど負担が大きくなります。
なのでそれらを見越して民間の介護保険に入っておくなどもおすすめです。
緊急時に対応できないことも
入院をしている場合は緊急時でも対応ができます。
ただ訪問看護の場合、施設に営業時間もありますからいつでも対応できるというわけではありません。
このように訪問看護利用にはいくつかメリットデメリットがあります。
訪問看護の利用を考える場合にはそれらを理解した上で考えるようにしてくださいね。
医療費助成制度は訪問看護でも使える?のまとめ
医療費助成制度ですが訪問看護でも使うことができます。
ただその際には保険適用のみ、また介護保険との併用は不可などの注意点があります。
訪問看護にはメリットデメリットがあります。
訪問看護の需要は高まっていますが、利用する前にはこれらのことを理解しておくことが大切です。
その上で必要な場合には利用を考えるようにしてくださいね。