百貨店格付けランキング!伊勢丹が百貨店の圧倒的王者だと思っていたが違う?阪急?高島屋?

百貨店格付けランキング 伊勢丹が百貨店の圧倒的王者だと思っていたが違う?阪急?高島屋?

「百貨店店舗別売上高ベスト10」が発表されました。

その結果から面白いことがわかりました

本記事では「百貨店店舗別売上高ベスト10」の紹介から東京の伊勢丹や、大阪の阪急百貨店が好調なこと、

そして高島屋の実力などを紹介します

デパート好きな方やマーケティングに興味がある方は必読です

ボクは伊勢丹が好きです。伊勢丹新宿本店によく行きます

伊勢丹立川店にも行きます

妻はボクよりもっと伊勢丹が好きです。好きと言うより生活の一部です

東京生まれ東京育ちの妻は子供のころから新宿伊勢丹に通っています

 

「百貨店店舗別売上高ベスト10」が発表されました。

その結果から面白いことがわかりました

百貨店ランキング!伊勢丹が百貨店の圧倒的王者だと思っていたが違う?阪急?高島屋?

百貨店で強いところといえば伊勢丹と阪急だと思いますが

実際のランキングはどうなっているでしょうか?

↓↓どうぞ

2019年 全国百貨店 店舗別 売上高ランキング

日経MJ日経流通新聞2019年8月14日より引用

1位 伊勢丹新宿本店 2,888億円(+5.4%)
2位 阪急うめだ本店 2,507億円(+4.3%)
3位 西武池袋本店  1,840億円(-0.6%)
4位 JR名古屋高島屋 1,627億円(+4.5%)
5位 高島屋大阪店  1,472億円(+4.1%)
6位 三越日本橋本店 1,447億円(-6.8%)
7位 高島屋横浜店  1,325億円(+0.7%)
8位 高島屋日本橋店 1,293億円(-3.7%)
9位 あべのハルカス近鉄本店 1,245億円(+5.9%)
10位 松坂屋名古屋店 1,191億円(+1.3%)

参考2018年データ
1位 伊勢丹新宿本店 2741億円 2・1%増
2位 阪急うめだ本店 2403億円 9・0%増
3位 西武池袋本店  1851億円 0・8%減
4位 JR名古屋高島屋 1557億円 21・1%増
5位 三越日本橋店  1553億円 5・9%減
6位 高島屋大阪店  1414億円 8・6%増
7位 高島屋日本橋  1342億円 1・0%増
8位 高島屋横浜店  1316億円 1・7%増
9位 あべのハルカス近鉄本店 1176億円 15・0%増
10位 松坂屋名古屋店 1176億円 0・3%減

 

1位は伊勢丹新宿本店 2,888億円で堂々の1位です

2位は阪急うめだ本店 2,507億円で不動の2位です

伊勢丹と阪急百貨店が他の百貨店を引き離して1,2位です

伊勢丹は日本一の百貨店なのか?

昔からそれこそ妻が子供のころから伊勢丹は王者でした。

でも今は2位の阪急百貨店がすごい勢いで追い上げてきています

阪急百貨店の社長も売上2700億円を公言しています。

そして伊勢丹越えを公言しています

伊勢丹の王者の地位は奪われるのでしょうか

伊勢丹

阪急百貨店の好調

阪急の発表では婦人服や化粧品などが好調だったことが売上大幅アップの理由と発表しています。

ではなぜ婦人服や化粧品が好調だったのかの発表はありませんでした

実はボクは、先週 大阪に行きました、大阪観光もしてきました

阪急百貨店も行きました

大阪のいろいろな観光スポットや百貨店に行って感じたことは「外国人だらけ」でした

おそらく阪急百貨店の好調は、外国人観光客によるインバウンド需要があると思います

インバウンド需要とはテレビでも銀座や秋葉原に押し掛ける外国人観光客がニュースになっていたからご存知だと思います

東京のインバウンド需要はすでに下火になっていて、今その波は大阪にきている図式だと思います

もし阪急百貨店の売り上げ増がインバウンド需要によるものだとすると、そろそろ頭打ちになると思います

東京→大阪ときて、次は、札幌・博多の百貨店の売り上げが上がるのではないでしょうか

百貨店の王者は本当に伊勢丹なのか?

もう一度トップ10の表を見てください

1位 伊勢丹新宿本店 2,888億円(+5.4%)
2位 阪急うめだ本店 2,507億円(+4.3%)
3位 西武池袋本店  1,840億円(-0.6%)
4位 JR名古屋高島屋 1,627億円(+4.5%)
5位 高島屋大阪店  1,472億円(+4.1%)
6位 三越日本橋本店 1,447億円(-6.8%)
7位 高島屋横浜店  1,325億円(+0.7%)
8位 高島屋日本橋店 1,293億円(-3.7%)
9位 あべのハルカス近鉄本店 1,245億円(+5.9%)
10位 松坂屋名古屋店 1,191億円(+1.3%)

伊勢丹新宿店は1位ですが新宿以外の伊勢丹は10位以内に入っていません

阪急うめだ本店も2位ですが梅田以外の阪急は10位以内に入っていません

つまり、伊勢丹も阪急も圧倒的売り上げをあげる1店舗で稼いでいるという事になります

高島屋の実力

高島屋はランキングこそ4位ですが、10位以内に4店舗も入ってきます

つまり4割は高島屋がしめていることになります

4店舗の合計は伊勢丹や阪急を上回ります

高島屋は1店舗の売り上げは伊勢丹、阪急に及ばないが店舗合計では1位ということになります

高島屋はすごいと思います

高島屋

王者伊勢丹の報道発表

三越伊勢丹ホールディングスが2018年9月26日に行った報道発表によると

取締役会を開いて傘下の伊勢丹相模原店と伊勢丹府中店については2019年9月30日をもって、

また新潟三越については2020年3月22日を持って営業を終了する、つまり閉店することを決めた。

いずれの店舗も、一定の投資を行い、店舗の効率化などの取り組みを進めたものの、赤字解消には至っていない。

恒常的な赤字に陥った結果、減損損失を計上しているとし、

「限られた経営資源を成長分野に再配分することを目的として」(三越伊勢丹のプレスリリース)、店舗閉鎖することを決めたとしている。

 

実は伊勢丹相模原と伊勢丹府中は以前から閉鎖のうわさが流れていました。

ただ伊勢丹の杉江新社長は「店舗閉鎖はない」と噂を否定する発言をしていました.

しかしうわさどおり伊勢丹相模原と伊勢丹府中の閉鎖が決定しました

そして計画通り伊勢丹相模原と伊勢丹府中が閉鎖しました

伊勢丹の戦略変更

今まで伊勢丹は大都市だけでなく中都市にも店舗を拡大して売上を伸ばす戦略をとってきました

その象徴が関東では、伊勢丹府中店、伊勢丹相模原店、伊勢丹立川店です

しかし、上に書いたように赤字を解消できずに伊勢丹府中店、伊勢丹相模原店を閉鎖して

現在百貨店日本一の伊勢丹新宿本店に集中する戦略に変更してきました

私は、この戦略が、伊勢丹の拡大を目指すものなのか縮小均衡を目指すものなのか興味があります

私は伊勢丹新宿本店にはよく行くのでわかるのですが、デパートの売り場面積としてはあれ以上の増床は立地的に無理だと思います

だからこそ、府中や相模原その他地方に伊勢丹を作っていったはずです

しかし今回は縮小戦略をとりました。

これでどこまで売上と利益を伸ばせるのかとても興味があります

百貨店格付けランキング!伊勢丹が百貨店の圧倒的王者だと思っていたが違う?のまとめ

百貨店日本一は伊勢丹です

2位は不動の阪急です

ただトップテン内の総合実力では高島屋が上回ります

そして2位の阪急が伊勢丹を追い上げる中、伊勢丹は不採算店を閉鎖して生まれ変わろうとしています

今後も百貨店の動きに注目していきます

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