あくまきの切り方!あくまきの美味しい食べ方

あくまきの切り方!あくまきの美味しい食べ方 子供の節句

 

みなさまこんにちは、あくまきってご存知ですか?

せっかく貰ったけど、食べ方がわからなくて悩んでいませんか?

見た目はちまきみたいですけどまったくの別物ですよ。

今回は切り方から食べ方までご紹介させていただきます!

あくまきとは

あくまき(灰汁巻き)とは、鹿児島・宮崎県・熊本県など南九州で

主に端午の節句に作られる季節の和菓子です。

サイズは500mlのペットボトルほどで、地域差で多少変わります。

もち米を灰汁(アク)で炊いて、その独特な風味と食感を楽しむ食べ物です。

もち米から作るのでおもちの一種ではありますが、粘り気は少なく水分が多いので柔らかく硬くなりにくいです。

食感はわらび餅などの粘りが強くなった版とでも言いましょうか、なかなか例えが難しい食べ物です。

アルカリ性の灰汁(アク)で炊き、ミネラルが豊富に含まれており

灰汁の原料には樫の木の灰が上質でいいとされるが、その他の灰でも作れます。

工場の生産や、自宅で作る際は炭酸カリウムと炭酸ナトリウムの水溶液で

代替え出来ますが、一般的にあまり家にあるものではないので難しいですね…

鹿児島県内のスーパーでは、4月中旬~5月中旬にあくまきを作るための

もち米・あく汁・竹皮が並ぶので、ゆかりのある地域に住んでいれば

作りやすいのですよねぇ。

 

そもそもあくまきは、奈良時代に中国から伝わった「ちまき」が、

薩摩(鹿児島)において中国から伝わった孟宗竹を使い、独特な形の大型なあくまきに

変形したと言われています。

あくまきは戦陣食としても食べられ、薩摩にとってはなくてはならない食べ物になります。

端午の節句に食べられるのは、男の子に強くたくましく育ってほしいという願いがこもっております。

市販品のものは、見た目は竹皮に巻かれていてどっしりとした存在ですが、

触ると柔らかく竹の優しい香りがします。

竹皮をはがすと茶色いぷるんとした物体が現れます、初めて見た人は多分

どうやって食べるのか戸惑う華やかさのないものです(笑)

あくまきの切り方

あくまきの切り方!あくまきの美味しい食べ方

ここからはそんなあくまきの切り方を説明していきます。

茶色く大きなあくまきは、そのままかぶりつかずに切って食べるのですが、

なかなか竹皮からはがすのも至難のべたつき。

包丁でキレイに切るのはなかなか難しいのです。

キレイに切るコツは、竹皮を縛っているひもを使い

あくまきにひもを一周巻いて両端を引っ張り、切り落とします。

竹皮を巻いているものが紐状の皮の場合があるので、それでも切れます。

下手に包丁で切ろうとしたり、手でちぎろうとすると切り口が

べちゃっとして見た目もよくないのでこの切り方をしましょう!

あくまきの美味しい食べ方

あくまきの切り方!あくまきの美味しい食べ方

あくまきは、作る際に砂糖などを使用していないため、基本的に無味です。

むしろ灰汁のえぐみが出ていたりするので、好き嫌いがはっきりわかれます。

そこで、美味しくいただける方法をご紹介したいと思います♪

・きな粉をかけて食べる

これが一番ポピュラーな食べ方です。

おもちと同じような感じでかけてもいいですし、

お砂糖とちょっとの塩を入れてかけると甘みも増してえぐみも抑えられます。

・黒砂糖をかけて食べる

あくまきの独特の味に、黒砂糖のコクと風味が乗ると相乗効果でより美味しくいただけます。

普通のお砂糖では出ない味なので、これは絶対黒砂糖で試してください!!

・砂糖醤油をかけて食べる

おもちと同じような食べ方ですね。

醤油の香りであくまきのえぐみが気にならなくなるので食べやすいです。

磯部巻きのように海苔を巻いて食べる方も中にはいたりします。

・黒蜜をかけて食べる

黒みつは黒砂糖を煮詰めたものなので味は黒砂糖で食べるのと同じですが、

粒がない分まろやかな食感を楽しめます。

あくまきの食感を楽しみたい方は黒砂糖がいいかもしれませんね。

・メープルシロップやはちみつをかけて食べる

灰汁(アク)のクセが苦手なお子さまなどに人気の食べ方です。

きなこなどと違い洋菓子のような楽しみ方ができます。

和のものに洋をかけても意外と合うのですよね~。

・あんこをかけて食べる

最早おはぎやあんころもちです(笑)

しかし白いおもちとは違うので、やはり普段とは違う風味で美味しくいただけます。

あんこが灰汁のクセを消してくれるので食べやすいです。

・お汁と一緒に食べる

豚汁やけんちん汁に入れて、すいとんとして食べる方もいます。

みそ味も醤油味も合うので他の食べ方に飽きたり

残ってしまったあくまきを手軽に、楽に食べられる方法です。

・大根おろしをかけて食べる

これもおもちと同じような感じですね。

大根おろしに醤油やポン酢をかけてさっぱりいただけます。

甘いものが苦手な方はこの食べ方がベストかもしれませんね。

・わさび醬油をかけて食べる

こちらも甘いものが苦手な方向けの食べ方ですね。

ちまきみたいなものなので醤油がいい具合に合い、あっさり食べられます。
地元ではあくまきをこの食べ方にして、お酒のおつまみにする方もいるとか。

・揚げ出しにして食べる

揚げもちのように衣をつけ、油で揚げても食べられます。

外はサクサク、中はもっちりに醤油やポン酢をかけて食べるのがベストです。

これもお酒のおつまみになりますね(*^▽^*)

あくまきの切り方!あくまきの美味しい食べ方のまとめ

私はご当地グルメ的なもの好きなのですよ~

でもおもちは苦手なのでやっぱり食べられないかも…

「あくまきは今回初めて知ったよ」「気になる!」という方はAmazonや楽天などのネットショップで買えますので是非試してみてくださいね。

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